コペンハーゲン大解剖@シティ編

公開日 : 2009年10月25日
最終更新 :

一口にコペンハーゲンと言っても、実は結構広いんです。

一般的にコペンハーゲンと言われているのはデンマーク語でKoebenhavn(oeはoにスラッシュ)、ケベンハウンと言うのが日本語で一番近い発音でしょうか。コペンハーゲンは大まかに分けて、運河に囲まれた地図中心部をシティ、それを時計の針で12時の方向がウスタブロ(Oesterbro)、10時の方向がノアブロ(Noerrebro)、8時の方向がヴェスタブロ(Vesterbro)、4時の方向で運河に浮かんでいる端にひらひら花びらのようになっている地域をクリスチャンズハウン(Christianshavn)、そしてノアブロとヴェスタブロの間をもう少し西に入るとフレデリクスベア(Frederiksberg)と大体6つの地域に分けることができます。

これらを住所表記ではヴェスタブロであれば頭文字を取って、Koebenhavn V、ノアブロであればKoebenhavn Nと表記します。

今回は、シティ中心部の見所をご紹介します。

デンマークの首都であるコペンハーゲン。『北欧のパリ』とも称され、最近ではファッションや音楽などのカルチャーも盛り上がり、世界から注目されている都市でもあります。

シティ中心部の大きさは然程大きくなく、自転車でぐるっと回れるぐらい。

実はデンマークは世界有数の自転車大国なんですが、それについてはまた後日。

コペンハーゲンのランドマークと言えば、やはり人魚姫とニューハウンではないでしょうか。ニューハウンは色とりどりのかわいらしい家屋が立ち並ぶ港の入り口です。

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周辺は常に人でにぎわい、みな思い思いのスタイルで楽しんでいます。(大抵はビール片手に)港には古い形の帆船が止まり、それを眺めながらゆっくりできるカフェがズラリ。お値段は観光地プライスとあってやや高めですが、やはりコペンハーゲンに来たからには一度はここでゆっくりしてみたいというもの。夕暮れ時、ここから見える夕日は格別です。

そして北へ入れば女王様の宮殿、アマリエンボー宮殿があります。女王様がいる時は、大きな国旗が飾られています。とはいえ例え在宅中でも中は閲覧可能。とってもオープンな王室で知られるデンマークらしいサービスです。

しかし個人的にはこの宮殿よりもおすすめなのが、向かい側に位置するマーブルチャーチ。大理石でできた球状教会です。息を呑むほどの大きさ、中から見える天井のステンドグラスは必見!その美しさにため息が出ます。

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見方によれば宮殿よりも立派に見えるこの教会、運が良ければオルガンコンサートなども不定期に開催していますよ。

シティ中心にあるKongens Nytorvから伸びる歩行者天国、ストロイエはデンマーク1長い歩行者天国。ロイヤルコペンハーゲンやbodum、H&MやIllumなど、日本でもおなじみのショップが軒並み並ぶこの通りに人が途絶えることは(日曜以外)ありません。

おすすめはこのストロイエの大通りを一本脇に逸れること。わいわいとした喧噪が一気に収まり、落ち着いた雰囲気のおしゃれなカフェや雑貨屋さんが点在しています。こうした隠れ家的存在のお店を見つけるのもまた楽しいひととき。

そして外せないのが前回ご紹介したチボリ公園。創立166年目を迎える世界最古の遊園地のひとつでもあるチボリ、かのアンデルセンも愛したことでも有名です。

木製で手動ブレーキのある意味スリリングな世界最古のジェットコースターや、昔懐かしいメリーゴーラウンドなどなど、これらは日本の派手でダイナミックな絶叫アトラクションに慣れてしまえば少し物足りなさを覚えるかもしれませんが、ここはあくまで遊園地ではなく、公園。もちろん絶叫系にも最近は力を入れているようですが、やはり根底にあるのはhyggeという心地よさを表すデンマーク人ならではの心が満ちあふれています。

赤ちゃんから老人までが憩いを求めに集まってくる、デンマーク人の心のふるさと、チボリ。ここへ来ると世界で一番しあわせと言われているデンマーク人の理由がわかるかもしれませんよ。

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