デンマーク語って難しい?

公開日 : 2009年11月29日
最終更新 :
DS6529.JPG

難しい難しいと言われるデンマーク語、実際のところはどうなんでしょう。

私自身も身に染みて『難しい』と感じます。はい。

まず発音が意味不明。一体どうすればそんな音が出せるのか理解に苦しむ言葉がたーーーーくさんあります。その代表とも言えるのが、写真のデザートの名前。

いちごやベリー類を砂糖で甘く煮た、コンポートとジャムの間のようなものに、たっぷりの生クリームをかけて食べる、カロリーも糖分も凄そうなこれ。実際とってもおいしいですしデンマーク人が大好きなデザートのひとつなんですが

『 Rødgrød med fløde 』

と書きます。まず普通のアルファベットにはない、Oにスラッシュの入った文字が3つも入っているのが曲者。

こちらでデンマーク語を勉強しはじめたら、それを知ったデンマーク人がこぞって外国人に言わせたがるこの言葉、日本語で無理矢理書くと

ッゴウゴォッウ メ フルーェ××……   

…無理です。日本語に該当する音が、ない!

百聞は一見にしかず、の反対で百見は一聞にしかず。まずは実際に聞いてみて下さい。

何かの動物の鳴き声でも真似ているのかのような不可解なこの音。お世辞にも綺麗とは言えない響きで笑ってしまいそうになるのですが、デンマーク語ってこういうゴエゴエした音が非常に多い言語です。

まあこれは極端に難しい発音の例ですが、デンマーク語のRは声門閉鎖と言ってうがいをする時と同じ動きで出す音で、初心者にはこれがまた難関!(先生も、実際にうがいをしてこの音の練習をしなさいと言うぐらい)

そのRとこのOにスラッシュの入ったØという音が重なるととんでもない音になり、例えるのならば嘔吐時の「オ”エーーー!」という音に似ているような…

系統を同じくするノルウェー語やスウェーデン語もデンマーク語と似ているのですが、デンマーク語は発音しないのにスペルで書く音が多く、ノルウェー語などは大体スペル通りに発音するのがデンマーク語ではスペルと発音が全く違う!

たとえば英語で『of course』にあたる

『 selvfølgelig 』

あえて日本語で書けば「セフウーリッ」という音に近いです。LやV、Gの音は一体どこへ?!

他にも数字の読み方がスウェーデン語とは真逆である一の位から十の位へ読んだり(36を30と6ではなく6と30と読む)、20進法を使っていたりするので70を((3+1/2)×20)と数えたりと、10進法に慣れている私たち日本人からすれば本当にややこしい!

…どうですか、何とも素晴らしい言語ですね。デンマーク語…

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。