あけましておめでとうございます!

公開日 : 2010年01月05日
最終更新 :
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みなさまあけましておめでとうございます。

この前始まったばかりのように感じた2000年代も終わり、ついに2010年に入りました!

デンマークでは大晦日、日本の感覚では考えられないような大規模の花火をなんと個人で上げることができ、12時が近づくにつれて街中でドンドン(パンパンではない)という音と共に年明けを祝うムードが高まります。

私も初めてこの音を聞いた数年前は平日、自宅にいたのですが、一瞬銃声かと思いました。その後立て続けにパンパンからドンドンという音に変わったので何事か!と思ったものです…

日本で花火というと夏の風物詩ですが、欧米では年越しを祝って新年に向けて上げられるものと捉えられているようです。昔オーストラリアで年越しをした時は、シドニーのハーバーブリッジで大きな花火大会がありました。規模的には日本のそれと変わりなく、へえ〜大晦日に花火もなかなかいいな、日本なら夏しか見れないのに、と思った記憶があります。

ところがここデンマークでは、個人で一玉ならぬ連発の、しかもかなり大きな規模の花火を買うことができるのです。

大晦日はどこから花火が飛んでくるかわからないので、専用の花火ゴーグルの着用を推奨するほどなので、これがどれほどのものか想像できるのではないでしょうか。四方八方から爆竹、花火が上がりまくって煙で前がかすんでしまう様はまるでテロか戦場のようです…

浴びるほどお酒を飲んでベロベロのデンマーク人は悪ふざけが過ぎ、花火を上に上げるだけではなく、アパートやバス、果てはパトカーまでをも標的にバンバン花火を発射する姿にはさすがに呆気に取られましたが…

実際これ、とんでもなく危ないんですよね。毎年ケガ人続出なのも想像に難くない。

街中のリサイクルビンの回収コンテナに花火を仕掛けたり、個人の郵便ポストに爆竹を入れたり…これって花火ではなくもはや爆弾と言ってもいいぐらい。実際私のアパートにも玄関先に花火が投げ入れられ、ドアというドアが爆音と衝撃で揺れた時は警察を呼ぼうかと思ったほどです。

とはいえ、安全に上げる分には花火は見ていてとても綺麗で楽しいもの。

12時を過ぎる頃にはシャンパングラス片手に外へ出て、街行く人々に片っ端から「ゴッニュートオー!」(あけましておめでとうの意)と声を掛け合うのはとても楽しいです。普段シャイなデンマーク人をを見ているだけに微笑ましさもひとしお。

シャンパンと一緒に葉巻を吸うのも、大晦日の伝統的なものです。私も手に持って写真だけは取りました(笑)。

どこもかしこも花火だらけの街中。これは夜中の3時頃まで続きます。もちろん夜通し飲んで騒いで踊って歌って、翌日の元旦はほとんど二日酔いと夜更かしのために寝正月となることが多いようです…

私も今年の大晦日、帰宅できたのは翌日の4時でした。元旦何時に起きたかはご想像におまかせします…(起きた時には既に日が落ちてしまっていた・笑)

いろいろなことがあった2009年。2010年もみなさんにとって楽しい一年になりますように!

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