コペンハーゲンの夏至祭

公開日 : 2010年07月05日
最終更新 :

6月23日、「1年間でもっとも日が長い1日の夜」を楽しむ夏至祭(サンクトハンス・アフテン)が、コペンハーゲンの各地で開かれました!

ヴァイキング時代から続いているこの夏至祭では、日がもっとも長い夜に活発になるといわれる「魔」を焚き火で追い払う儀式が行われます。

そんな夏至祭を見るため、私はフレデリクスベア公園(Frederiksberg Have)まで行って来ました!公園に着いてみると、人、人、人!人がどっと押し寄せていました。入り口に入ると....

伝統的な衣装を身にまとった人たちが歌を歌っています!

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さらに公園の奥に行くと、どこから湧き出てきたのかというくらい、本当に人がいっぱい!日本でいえば花見か花火イベントのように、人びとがブランケットなどを広げて芝生に陣取っています。

そんな人びとが楽しみに待っているのは、「魔を追い払うための焚き木の点火」。家族や親しい友達と一緒にビールを飲んだり、食べ物をつまみながら、焚き木が点火される時を待ちます。

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といっても、焚き火は火が広がると危ないので、水辺で行われることが多いです。

写真の右の方にある湖に浮かぶ木が「魔女が立っている木」。水際の人びとは、湖を行き来するボートを眺めつつ、焚き木の点火を待ちます。

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こんな音楽隊のボートもやって来ました!

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また、公園内にはステージも設置されていて、そこでオペラやジャズなどのコンサートが行われます。なので、人びとは焚き木が点火されるまでの時間、そんなコンサートをスピーカー付きの大音量で楽しめます^^♪

そして。21時半頃。いざ、点火!!

公園中に集まった老若男女がいっせいに、湖の真ん中にある「魔女が立っている木」に注目します。

...木々がみるみるうちに燃えていき、魔女に火が燃え移りました!!カシャカシャっと写真を撮る人もたくさん。思わず立ち上がる子どもたちも!拍手が湧き起こります。

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どうやって仕掛けたのかわかりませんが、魔女が燃えて消えるときには、「ミーン!ンー!」みたいな魔女の声が聞こえました。笑。

無事に魔女が燃え尽きると、その後はみんなで焚き火を囲んで、飲み食べしながら、日の長い夜をゆったりと過ごします。

夜22時頃。この明るさ!

魔女がすっかりいなくなった後も、焚き火は高く燃え上がります。

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冬が暗くて長いデンマークの人びとにとって、明るい夜に焚き火を囲んでくつろぐ夏至祭のひとときは、夏の訪れを感じる幸せなひととき。長い日を楽しむ人たちが集まって、コペンハーゲンの街はとっても温かな雰囲気に包まれました☆

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