アンデルセン子ども時代の家
デンマークを代表する人物といえば...!?やっぱりこの方でしょう!
裸の王様、マッチ売りの少女、みにくいアヒルの子、人魚姫...数々の名作を生み出した童話作家アンデルセン。(ちなみに、デンマーク語では「アナセン(Andersen)」と言います。)
オーデンセの町に佇むアンデルセンの像
そんなアンデルセンゆかりの地を訪れたい方には、ぜひオーデンセの町のなかにある「アンデルセン子ども時代の家」見学をお勧めします!
アンデルセンが幼少時代に過ごした家は、修復はされているものの、そのままの状態で残っています。入ると、感じのいいスタッフが1名。アンデルセンの幼少時代のことや、その頃に住んでいたこの家の説明をしてくれます。
ただの小さな家と言えばそれまでなのですが、あのような作品を生み出す感受性ゆたかなアンデルセンがここで育ったのかと思うと、1つ1つの家具も何か意味のあるもののように思えてきます。
靴職人だったお父さんが使っていた道具などもそのまま残っています。
こういう日常風景を見ていたのかぁ...。その日常風景を見ながら、アンデルセンは何を思い、何を考えていたのだろうか...。
博物館や美術館で作品を見るのもいいけれど、もっと「生々しいもの」「リアルなもの」「生きていた証」のようなものがそこにはあります。
この家で少年は感受性が育み、人生の試行錯誤をしていたのかぁ...。社会を見つめていたのかぁ...。
この家で、貧困層に生まれた1人の内向的な少年が育ち、孤独なまま、内なるエネルギーを執筆することで吐き出し、解き放っていったのかぁ...。
「こんな小さな家で育ったのに...」というのではなく、きっと「こんな小さな家で育ったから...」というべきなのかも...。
コンプレックスや社会への鋭い視線、現実逃避的でありながら夢見がちの危ういバランス感覚...もしアンデルセンが裕福な暮らしをして立派な家に住んでいたら、あの独特なアンデルセン童話は生まれなかったんじゃないかなぁ...。
なんて。アンデルセンの生涯やあの物語たちについて、ボケーッと考えるには、本当に最適な空間。そこには、日常生活の風景を眺めながら、心ゆくまでアンデルセンと向き合うことができる空間があります。
アンデルセン子ども時代の家(裏庭から撮った写真)
アンデルセンに関心がある方、オーデンセを訪問された方、ぜひぜひこの家に足を運んでみてください☆
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