惜しくも２位！ハンドボール世界選手権！
じつは昨日...デンマークでは、国民の約半数があるテレビ番組に釘付けになっていました。デンマークの人口は約546万人。そのうち、約267万人が｢ハンドボール世界選手権｣の生中継を視聴していたのです！
それは、なぜなら。今まで1度も優勝したことがなかったデンマークの男子ハンドボールチームが、決勝戦に臨んだからです！
ところで、ハンドボールはデンマーク発祥...って、知ってました？？
しかし、女子は世界選手権で優勝経験があるものの、男子は優勝経験がありません。
今回、その男子が準決勝でスペインを降し、フランスとの決勝戦に進んだのです！
もちろん、それはデンマーク人にとって、タダゴトではありません。
左写真は、準決勝を勝ち抜いた後のミッケル・ハンセン(Mikkel Hansen)選手。現在のデンマーク男子ハンドボールチームで、最も有名な選手です。また、右写真は、準決勝を観戦した後のフレデリク王子。国民的に人気がある女王マルグレーテ2世の息子フレデリク王子は、大のスポーツ愛好家で、国際オリンピック委員会のメンバーでもあります。もちろん、この準決勝・決勝ともに観戦に来てました☆
フランスの先制点で始まった試合は、フランスが若干の差でリードする流れでした。前半は「12－15」でフランスがリード。このままフランスがリードして終わるのかな(？)と思っていました。
しかし、試合終了10分前。
デンマークが同点に追いつき、「24－24」へ！
左写真はミッケル・ハンセンがゴールを決める瞬間。
そして、試合終了後「3秒前」。なんとデンマークがゴールを決め、「31－31」で試合終了。延長戦にもつれこむことが決定したのです！
結局、デンマークは延長戦の末「35－37」で敗退。しかし、本当に最後の最後まで、目が離せない試合でした。
彼が監督していた時代(とくに1996～1997年)は、デンマークの女子ハンドボールチームの全盛期。オリンピックでも世界選手権でもデンマークは女子ハンドボールで優勝を飾ったのです。
今回の男子は残念！でしたが、ここまで男子ハンドボールを強く鍛えてきたのもウーリック・ウィルベック監督。凄いパワーの持ち主です。
デンマークにいると、マイナーなスポーツ(？)ハンドボールから目が離せません。ハンドボール世界選手権の視聴率、じつはサッカーのワールドカップを超えていたのです...！
ぜひ皆さん、今後もデンマークのハンドボールにご期待を☆
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