お勧め展望スポット、フレデリクス教会

公開日 : 2011年05月06日
最終更新 :

コペンハーゲンも春らしく快晴の日が多くなって来ました。そこで、お勧めなのが展望台!今回はコペンハーゲンに来たら必見の絶景展望スポットをご紹介させていただきます。こちらの写真はフレデリクス教会の展望台から見える風景。

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真っ直ぐ伸びる道の向こうに見える広場は、衛兵の交替式が行われるアメリエンボー宮殿。さらに、港を挟んで向こう側に見える建物は2005年にオープンしたオペラハウスです。

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この絶景が見られるフレデリクス教会(Frederiks kirke)は、別名「大理石の教会」(Marmokirke)。その建設過程には面白い逸話があります。もともと教会の設計を始めた建築家ニコライ・アイトブ(Nicolai Eigtved)は1740年頃に設計図を書き始めました。彼の死後、フランス人の建築家ジェーディンが建設を受け継いだものの、高価な大理石を使用したため費用がかかり、当時の首相ストルエンセは1770年に建設を中止してしまいます。その後、再び建設が開始されたのは100年以上後。建設は何人かの建築家に受け継がれ、結局完成したのは1894年。設計から約150年の月日を経てよくやく完成に至りました。

教会内の聖堂はとても美しいのでぜひご覧いただきたいですが、ガイドツアーもお忘れなく!春~夏には毎日、それ以外の時期には週末に、ガイドツアーが開催されています。教会の内側の階段を上ってドームの頂上まで行くツアーなのですが、それが意外にスリリングで面白いのです。

左写真のような入り口から、ものすごく狭いらせん階段をひたすら上っていくと、急に視界が開けて、真ん中の写真のようなところに出ます。ここを歩いていると、探検でもしているような、これからディズニーランドのアドベンチャー系アトラクションに乗るような気分になります。そして、さらに階段を上り続けると、ドームの頂上に辿り着きます。

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暗い階段を上った先に、快晴の空が開ける感動はなかなかのもの。しかも、ちょうど頂上に着いたときに真っ直ぐに見渡せる光景が、このブログ記事の最初に掲載した絶景なのです。

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展望台は360度なので、コペンハーゲンの街をぐるりと見渡すことができます。街中のカラフルな家々の屋根を眺めるのも楽しいですし、水のある風景を眺めるのも気持ちが良いです。

左写真は港に並ぶ風車。国全体の電力の約2割が風力発電でまかなわれているデンマークには、風車がたくさんあります。ちなみに、風車と風車の間に見える中央の影は、スウェーデンのバーセベック原子力発電所。デンマークは建設段階からスウェーデンに廃止を要求しており、結局スウェーデンが脱原発の道を選んだため、現在は閉鎖されています。

フレデリクス教会から見渡せる美しいコペンハーゲン。

快晴の日にコペンハーゲンを訪れたら、ぜひぜひドームの頂上に上って絶景をご覧ください!

ガイドツアー 

日時 13時~ & 15時~

料金 25クローナ

☆アメリエンボー宮殿の衛兵交替式(正午~)を見た後、そのまま13時のツアーに参加するのがオススメです♪

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