夏至祭 2011年
さてさて、今年もやって来ました!6月23日、夏至祭(Sankthansaften)です!夏至祭は1年で最も日が長い夜をお祝いするイベント。デンマーク人が心待ちにしているイベントです。
私も楽しみにしていたので、フレデリクスベア公園に行ってきました!行ってみると、やはり今年もたくさんの人が集まっています。
お城には北欧諸国の国旗が掲げられ、仮設ステージではライブ演奏が行われています。
左写真はフレデリクスベア市のカウンター。右写真は、池のボートに乗る人びと。
デンマークでは夏至祭で魔女を燃やします。ヴァイキング時代から、日がもっとも長い夜に「魔」が活発になると信じられてきたため、「魔」を焚き火で追い払う儀式を行うのです。というわけで、会場の池で、魔女が焚き火の上に掲げられています。
21時20分からスピーチ開始。今年は、「マイヤーズ・デリ(Meyers Deli)」でお馴染みの人気シェフ、マイヤーさん(Claus Meyer)がスピーチを披露しました。
そして、22時。いよいよ。点火の瞬間がやって来ました!
みんなの目線の先にいる哀れな魔女。もくもくとした煙に巻かれ、ついに焼き払われてしまいます!あぁ。かわいそうに...。そして、こちらも毎年恒例の仕掛けなのですが、魔女は焼かれるときに「ミーン!」と泣き声をあげて、消えてゆきます。
これで無事(?)魔女を追い払うことができました。
人びとはしばらく焚き火が燃えるのを眺め、談話を楽んだ後、安心して帰宅の途につきます。
夜22時半過ぎ。夏至の空はまだ明るいです。
10月頃から3月頃にかけて、長~い長~い夜を過ごしてきたデンマークの人びとは、この夏至祭に特別な想いをもっています。明るい季節を尊び、学校は夏休みへ、多くの会社員も夏休みに入ります。学校の先生と生徒は約1ヶ月半~2ヶ月の休みを謳歌し、会社員は(デンマークの会社に勤務していれば)少なくとも3週間の連休をとる権利をもっています。...きっと今、みんなの心は、夏休みの計画でいっぱいなのでしょう。
というわけで、デンマークにも、ついに夏がやって来ました~♪♪
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