スモーブロのランチ@チボリハーレン
スモーブロのランチ@チボリハーレン
デンマーク料理の特徴は、何と言っても茶色のライ麦パン「ルーブロ(Rugbrød)」!ライ麦パンは、ある意味デンマーク人のアイデンティティと言ってもいいくらい、デンマークの食卓に欠かせない存在です。
しかし、食べ方を知らないと、「え?何が美味しいの?苦くない?」という感想になってしまいがち。私も初めてライ麦パンに出会ったときは、そのまま食べて「なんでデンマーク人はこのパンが好きなの!?」と思いました。けれど、デンマークで暮らしている今、ライ麦パンは私にとっても大切な存在となっています。
というわけで、今回はライ麦パンに具材をのせたオープンサンドの食べ方と、伝統的なオープンサンドを提供する老舗レストランの1つ「チボリハーレン(Tivolihallen)」をご紹介します^^☆
まずはちょっとした豆知識から。ライ麦パンは、油や(塩以外の)香味料が入っておらず、全粒ライ麦や食物繊維をたっぷり含んだパンで、デンマーク人には「健康にいい」と信じられています。そして、ライ麦パンに肉・魚・海老・野菜などをのせたオープンサンド「スモーブロ(Smørrebrød)」は、デンマークの典型的なランチです。スモーブロとはバターを塗ったパンの意。つまり、ライ麦パンにはバター(又はマーガリン)を塗るのが常識です。また、オープンサンドなので、思わず手で食べてしまいそうになりますが、食卓ではナイフとフォークでいただくのがマナーです。
レストラン・チボリハーレンのランチメニューは、基本的にトッピング・メニュー。具材名がずらっと書いてあるので、そこから食べたいものを選ぶと、パンと一緒に提供されます。
こちらは、カレイフライとレモネード。
家庭でもよく作られる料理です。ライ麦パンにバターを塗り、カレイフライを上にのせて、フライの上にレモネード(黄色のクリーム)を塗って、ナイフとフォークでいただきます。
ライ麦パンはそのまま食べると苦かったり酸っぱかったりしますが、こういった具材と一緒に食べるといっきに美味しくなります。また、レモネードも典型的なデンマークの味です。
こちらは、ローストビーフとレモネードとたまねぎのフライ。
左側の白いトッピングは、ホースラディッシュ(西洋わさび)。ヨーロッパでは、ローストビーフの薬味として欠かせないものと考えられており、まさにわさびのような味がします。デンマークでは、日本のわさびのように細かく摩り潰さず、さっと摩り下ろした形で登場します。食べるとつんとした香りがして、ピリッと辛く、ビーフと相性抜群です。
老舗チボリハーレンは内装もクラシック。店内には、伝統的なデンマークの雰囲気が漂っています。この日はちょうど団体予約が入っていたため、お客さんがいませんが、普段は大人気で混みあっています。
ちなみに、ここはドリンクメニューも豊富。とくに、アルコール度数約40~45度の蒸留酒スナップス(別名アクアビット)の種類はたくさんあります。デンマーク人はスモーブロのランチを食べるとき、ビールとスナップスを飲む習慣があるので、お酒に強い方はぜひ両方ともお試しください^^♪
この緑色のお店。半地下になっています。
開店時間
ランチ 11:30 - 16:00
ディナー 17:30 - 20:30
※ディナーは夏季のみ。
ディナーメニューはスモーブロではありませんが
デンマークの伝統料理です。
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