ヴァイキング船博物館
コペンハーゲンの西に位置する町ロスキレ(Roskilde)には、美しいロスキレ・フィヨルドがあります。そしてフィヨルドのすぐ傍にはヴァイキング船博物館が佇んでいます。
じつは西暦1000年頃、ヴァイキングが船による外敵の侵略から村を守るために、このフィヨルドの入口に5隻の船を沈めていました。(入口は浅く、船を沈めるだけで防壁になったようです。)その船が20世紀に引き上げられ、この博物館に展示されているのです。というわけで、今回はヴァイキング船博物館をご紹介します☆
博物館ではヴァイキング船を再現して造船もしています。驚くのは、そこで造られた新しいヴァイキング船で実際に航海した記録があることです。Havhingsten(ハウヒングステン)という船は、ロスキレからスウェーデン、ノルウェー、そしてアイルランドへ渡り、イングランド南部を経由して再びロスキレに戻って来ました。約2年間を費やした大規模プロジェクトで、その様子が博物館に展示されています。
ヴァイキング船での睡眠、食事。「うわ~。大変そう!」と思わずにはいられません...。
けれど、そこにはある種のロマンが感じられます^^
屋外では造船現場を見学できるほか、ロープ作りの現場も見ることができます。また、子どもがヴァイキングの看板作りをして遊べる空間もあります。職人になりきった気分で(?)熱心に取り組んでいます。
そして。いよいよメイン。
屋内には、フィヨルドに沈んでいた船が引き上げられて展示されています。
さすがに約10世紀もの月日を経てから引き上げられたことや、5隻の船が重なるように置かれていたこともあって、船体の1部が欠けていますが、それでもこのように展示されると圧巻です。
また、館内にもお楽しみコーナーが...!
こちらはヴァイキングの衣装に変装できるコーナー。
盾や矛、兜などもあり、なかなか遊び心満載です。
息子と一緒に衣装を着ているお父さんもいましたが、本物のように...ハマってます。笑。
また、嬉しいのは充実したショップ。ヴァイキング風のアクセサリー、雑貨、ナイフ、洋服などなどが販売されているのですが、なかなかのセンスで購買意欲が湧きます。
中には、こんな本格的な装備も展示販売されていました...(右写真)。どなたか購入されるのでしょうか...!?
ヴァイキング船博物館。年中開いていますが、訪問するなら夏がオススメ!
夏季には屋外イベントが充実していて2倍楽しめます。
実際にヴァイキング船に乗る体験ツアーもあります。その昔ヴァイキングが住んでいた地で、同じようにヴァイキング船に乗り、ロスキレ・フィヨルドの景色を眺めてみるのもいいかもしれません^^
ぜひぜひ、温かい快晴の日をねらってくださいね!
ヴァイキング船博物館 開館時間
6月下旬~8月 10~17時
9月~6月下旬 10~16時
【記載内容について】
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