アーケン美術館(ARKEN)でモダンアート鑑賞

公開日 : 2011年11月10日
最終更新 :
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モダンアートを鑑賞するなら...ルイジアナ美術館もいいですが、アーケン美術館(ARKEN)もおすすめ!斬新で面白い作品が揃っています。

こちらはOlafur Eliasson"Your negotiable panorama"2006。名前のとおり、作品を受身で見るのではなく、作品と交渉して作品をつくれる作品。鑑賞者が中心にある水に触れることによって、水面が揺れ、水面に映る光のラインが変形し、360度のスクリーンに変形する光のラインが映し出されます。

実験的な面白い作品がたくさんあったので、今回はアーケン美術館のなかをご案内させていただきます☆

美術館に入って、まず目に付くのは、ダミアン・ハースト(Damien Hirst)の作品群。左2枚の写真は、真っ二つに切り開いた牛をホルムアルデヒドで保存した作品。右写真は、妊娠中の女性の彫刻。胎児が剥き出しで見えているうえに、女性の身体は金具のようなもので留められています。

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過激...ですよね!?ほかにも、死んだハエや蝶を用いた作品などが展示されていました。

その過激さに非難の声が上がっている一方、彼の作品は高く評価されており、現代最も高価な作品とも言われています。美しいかどうかはさておき、たしかに色々と考えさせられる作品です。アーティストは何かを主張・表現したくて作品を生み出すはず。では、彼はいったい何を主張・表現しているのでしょう...?

強烈なのは、彼の作品だけではありません。この美術館の作品はどれもこれもインパクトがあって脳裏に焼きつくものがあります。夢にでも出てきそう...。

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でも、不思議なことに、こんなに強烈な作品が並んでいるにもかかわらず、この美術館には気持ち良い空気が通っているのです。作品が余裕もって配置されているからでしょうか。どよんと淀んだ重さがなく、歩いていて爽快です♪

美術館全体の印象は、シンプルでカッコいい感じ。館内にはカフェやショップもあります。

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最後になりましたが、今回の目玉はOlafur Eliassonのこの作品。実はこの長~いボックスのなかは、かなりミステリアス。

ボックスの中に一歩入ると、そこは霧の世界。誰かと一緒に入っても、その人がちょっと離れるともう姿が見えなくなってしまう...。ぐるりと回れば、どこが前方かもわからなくなってしまう...。しかも、長いので、歩いても歩いても出口は見えない...。

やっとのことで出口に辿りつき、外に出られたときには、思わずホッ...。誰も見えず、方向もわからず、霧に包まれていると、けっこう怖いです。

面白い体験というか、ショッキングな体験というか...日常ではなかなか遭遇できない世界を体感できます。この作品は11月27日まで展示されているので、体験してみたい方はあと約2~3週間のうちにぜひ足を運んでみてください☆

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