Nordkraft 火力発電所から文化の発信地へ
ただいま、私はユトランド半島北部に位置するデンマーク第4の都市オールボー(Ålborg)に来ています。
今回ご紹介するのは、この建物です。打放しコンクリートの内装、天井から下がる突起物...古いような、モダンなような、不思議な建物ですよね?
じつは、この建物は、もともと石炭火力発電所で、オールボー中に電力を供給していたのです。が、2004年にオールボー市によって購入され、建築家達(主なグループはCUBO)のアドバイスを受けて改装され、2011年にカルチャーセンターとしてオープンしたのです。
うーん。斬新ですね...。雑でガランとした雰囲気もあるのですが、それが独特な味わいを出していてカッコいいです。1階には、カフェ、レストラン、映画館、ツーリストインフォメーションなどがあります。
Nordkraftは、3つの建物がつながって出来ており、右上写真と左下写真は建物の外観です。火力発電所時代の面影を残しながら、しっかりリフォームされています。
建物内には、そのほかに、カルチャースクール、シアター、スポーツ施設、オールボー大学の施設、ヘルスセンターなどが入っており、市のさまざまな役割を担っています。また、常に展示会やイベントなども開催され、文化の発信地となっています。
火力発電所から文化の発信地へ。なかなか大胆な変身で、建物についての意見はさまざまですが、面白い建物であることには間違いありません。使い古して役割を終えたように見えるモノをコンセプトを変えて復活させる...デンマーク人の知恵はここにも生きています。
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