コペンハーゲン・ゲイ・パレード ~Copenhagen Pride 2013~

公開日 : 2013年08月31日
最終更新 :
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コペンハーゲンの街は、先週8月21~25日にかけて、コペンハーゲン・プライド(Copenhagen Pride)で盛り上がっていました!コペンハーゲン・プライドとは、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)のイベントで、1996年から毎年開催されています。

5日間、イベント目白押しだったのですが、今回はプライド・パレード(いわゆる「ゲイ・パレード」)をレポートさせていただきます☆

パレードが開催されたのは、フレデリクスベア市庁舎からコペンハーゲン市庁舎までの3.9キロ。普段は多くの車が行き交う大通りを通行止めにして行われました。

パレードには、トラック貸切で参加する団体が多数。次から次へとやって来るトラックの数と、トラックに乗っている皆様のエネルギーに圧倒されました!パレードに参加したのは、コミューン(市)、企業、政治団体、国内外のLGBT支援団体、クラブ・レストラン・バーなどの98団体。マイナーな団体だけでなく、Novo Nordiskなどの大企業、国鉄、主要な政党なども参加していたのが印象的でした。

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下記写真は、現在デンマークで政権を握っている社会民主主義政党(以下、社民党)のトラックと、(宗教的には同性愛を禁じている)ユダヤ教のマークが付いたレインボーフラッグを掲げて歩く人たち...。ちなみに、政党というとお堅いイメージですが、社民党のトラックに乗っていたのは、主に10~20代の若者たちです!

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沿道はパレード見物をする住民で溢れていました。

驚いたのは、子どもが多かったこと。よく見てみると、子どもたちは、トラックから降ってきたり、参加者が配ってくれる旗・お菓子・風船などを喜んで受け取っており...。そういうことか。笑。

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煌びやかな女装や派手なパフォーマンスを見るのはもちろん面白いのですが、これだけ社会(一般市民・企業など)を巻き込んで大規模にイベントを開催できていることが、コペンハーゲン・プライドの凄さでしょうか。

デンマークは、1989年に世界で初めて同性の結婚を認める登録パートナーシップ法を制定した国で、最近では同性同士が教会で結婚式を挙げることも認めています。

性の多様性にオープンな社会、その人がその人らしくあることを認める社会、人が人を愛することを尊ぶ社会...そんな社会が世界に広がってほしいなぁ~。そんなことを願いつつ、LGBTイベントが開催されることの意義を改めて感じ、胸が熱くなった夏の終わりでした。

また来年も開催されるので、気になる方はぜひいらっしゃいませ!一見の価値ありですよ!

イベント詳細はこちら → コペンハーゲン・プライドのHP

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