水際に佇む仮設ドーム Dome of visions ~建築と環境への挑戦~

公開日 : 2014年05月14日
最終更新 :
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これはいったい何でしょう??

コペンハーゲンは新しい実験を楽しむ街です。今回は、そんなコペンハーゲンの実験の1つである、水際に佇む仮設ドーム Dome of visionsに行って来ました!

この仮設ドームは、環境にやさしいエコなドームであると同時に、とても実験的な建築物。2013年からコペンハーゲンの他の場所やユトランド半島の街オーフスでの設置を経て、今回、2014年4月から2015年4月まで、この地に置かれることになりました。場所は王立図書館ブラックダイヤモンドの隣、水際です。

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ドームの使用用途はさまざま。

小さめの空間でありながら、自由自在に、多彩なイベント会場に変身します。

カフェになることもあれば、コンサート会場になることもあります。また、シンポジウムや会議の会場になったと思えば、バーやナイトクラブになったりします。

この日はピアノのコンサートで、会場に多数の椅子が並べられていました。

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ドームから眺める晴れた夕暮れ時。美しいです。

考えてみれば、こんなに外を見渡せる建物というのも珍しいです。ドーム型で、骨組み以外は透明のガラスに包まれているだけなので、360度どこを見渡しても外との一体感があります。

でも、完全に外ではない、内側にいる安心感もあって、不思議な感覚...。

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この日は、日本人ピアニスト牧村英里子さんのソロコンサートでした。この画期的な会場に負けない斬新かつ美しい音楽を披露していただき(ボールを手に持って弾いたり、野球のグローブをして弾いたりも。笑)最高でした!

青空の下、水辺を背景に、彼女の演出を楽しんでいるうちに、いつのまにかガラス越しに夜景が広がっていく...。そんな晩のひとときは最高に贅沢で、今までにない新体験でした。

この仮設ドームは、街づくりをどう進めていくか?という実験の一貫でもあります。ドームは人びとを引き寄せ、このエリアを活気ある魅力的な場所にしてくれているように感じられました。小さな建築でも、コンセプトが面白ければ、その場所を魅力的なエリアに変えてしまう力があるんだなぁ~。

こんな実験をするコペンハーゲン、熱い!です。行ってみたい方はぜひっ!

住所 Søren Kierkegaards Plads, 1016 København K ※2015年4月まで

開園時間 平日10~16時、週末11~15時

※祝日やイベント開催などの都合でビジターが入れないこともあります。イベント情報はホームページ参照。

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