ペルーの"義理"お土産は何にする??(6月お題"お土産用のお菓子")

公開日 : 2016年06月21日
最終更新 :

マチュピチュ旅行には長期休暇がどうしても必要。有給休暇まで使ってペルー旅行をしたら、同僚や友人にお土産を配らないといけないですよね。

でも、たくさんの人全員に高価なお土産は渡せませんね。

そんな時は、その国の庶民的なお菓子を配るのが一番手軽ですね。

スーパーマーケットに行くと、その国の庶民的なお菓子がいっぱい。

値段も張らず、日本にはないものがゲットできます。

今回はそんなお菓子から、お勧めのもの・お勧めできないものをご紹介します。

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・アルファフォール (Alfajor)

ペルー人なら誰でも好きな伝統的なお菓子ですが、 実はペルー独自のお菓子ではなく、アルゼンチンなどのイベロアメリカ(スペイン・ポルトガル文化が及んだ中南米の地域)でよく食されるお菓子のようです。

2枚のクッキーに マンハールというクリーム(ミルクキャラメルのクリーム?)を挟んだもので、表面には粉砂糖がたっぷり。

アルファフォール (Alfajor)という名前の由来は、アラブ語の Al-hasú (詰めた、挟んだの意味)から来ているとか。

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・ルクマ・クッキー

ルクマ(Lúcuma)という、インカ時代から食されてきたペルー原産フルーツです。

最近スーパーフードとして、注目されている果物で、カロチン、ビタミンB、鉄分などを豊富に含み、しかも糖分が少ないのでダイエットにも最適だそうです。

ルクマの味は例えるなら柿+栗をベースに、メープルシロップかキャラメルを混ぜたような味。

(ルクマについて詳しくはこちらのページで解説されています。)

残念ながら、ルクマそのものは持ち帰れないので、そのルクマ・クリームを挟んだクッキーが珍しくてお薦めです。

私もよくお土産に買っていくクッキーです。

4個入り×6パックなので、小分けにしてお友達に配るのに最適です♪

(同じクッキーでアルファフォール味もあります)

ルクマ味のウエハースバージョンもあります。

・チチャ・モラーダ(Chicha morada)関連のお菓子

まず、チチャとはインカ時代から伝わるペルーの飲物で、トウモロコシを発酵させて作るドリンクです。

このチチャは白いのですが、それとは別に紫トウモロコシで作るドリンクが、チチャ・モラーダ。

白いチチャと区別するため、紫色(Morada)のチチャという名前が付いています。

この紫トウモロコシは、ポリフェノールが豊富なので抗酸化作用もあるそうです。

このペルー人が大好きなドリンク:チチャ・モラーダをベースにしたお菓子が色々あります。

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その①チチャ・モラーダの飴

紫トウモロコシのキャンディーだなんて、珍しがられること間違いなし!

ばらまき用にぴったりです。

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その②チチャ・モラーダのジュースの素(お菓子ではありませんが)

ジュースの素をお水に溶かせば、チチャ・モラーダのできあがり!

これもちょっとしたネタになりそう。

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その③マサモラ・モラーダの素(Mazamorra Morada)

マサモラ・モラーダ は、ペルーの伝統的なデザートです。

紫トウモロコシやフルーツエキスをコーンスターチなどの澱粉でドロッとさせたデザート。

ペルー人はArroz con leche(ライス・プディング)と一緒に食べるのが好きなようです。

マサモラ・モラーダの素を水に溶かして、お鍋でグツグツと。

日本人の感覚からするとちょっと変ですが、温かいままいただくデザートです。

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・パネトン(Paneton)

日本でも、イタリアのパネトーネ(Panettone/大きなパンという意味)は知られているかと思いますが、

ペルーのパネトンも、昔イタリアの移民たちによって浸透したそうです。

基本的にはクリスマスシーズンに食べるようですが、最近では一年中スーパーで見かけます。

レーズンや、赤や緑のドレンチェリーのようなものを混ぜ込んで、焼き上げたパンです。

その名の通り、通常サイズのパネトンは、1キロ近くとかなり大きいです。

さすがに持って帰れないと思うので、お土産用にはミニ・パネトンがお勧めです。

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・チップス類

FritoLay(フリトレー)社というアメリカの食品メーカーですが、ペルーでもとてもメジャーなチップスです。

中でもペルー独特のフレーバーがあるので、お土産にもいいかもしれません。

・Ají peruano (ペルー唐辛子の意味)

ペルー料理には欠かせない、イエローペッパー(Ají amarillo)のフレーバー

・Pollo a la brasa(炭火焼きチキンの意味)

ポジョ・ア・ラ・ブラサは、ペルーの国民食。

炭火で焼いたローストチキン&フライドポテトのセットでいただきます。

このチップスは、そのローストチキンのフレーバーです。

他にもこんなチップスも売っているので探してみてください。

・カモテチップス(ペルーのサツマイモ)

・チフレ(バナナチップス)塩味です

・アンデスポテトを使ったチップス

・スナック類

ジャイアントコーンやアバス(そら豆)のフライなど、日本では見ないスナックがペルーにはいっぱい。

スーパーや売店などでぜひ探してみてください!

*お勧めできないお菓子

続いて、お菓子選びで失敗しないように、お勧めできないものも紹介しておきます。

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・観光を意識したパッケージのチョコレート

この手のお土産用チョコレートはあまりお勧めできません。

マチュピチュの写真のパッケージで、いかにもご当地チョコでお土産に持ってこいな感じなのですが、美味しくないです。

ペルーはカカオの産地ですが、ペルー製のチョコレート製品は美味しいものと美味しくないものが入り混じっているので、味見ができない場合は外れを引く可能性を考えないといけません。

特定の商品を悪く言うつもりはありませんが、ペルー製のチョコレートは評判が分かっているもの以外はやめておいた方が無難でしょう。

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・テゥロン(Turrón)

元々はスペインが発祥のようですが、ペルーでもとてもメジャーなお菓子です。

スペインのテゥロンは食べたことがないのですが、ペルーのテゥロンはそれとは全然違うモノのようです。

ガチガチのハードクッキーが3層ほど重ねてあり、甘~いソースが染み込ませてあります。

しかも、上にはカラフルな砂糖菓子の粒々が敷き詰められ・・・とにかく、甘い!

味はちょっとスパイスがきいているのですが、甘味がとにかく強く、日本人の口には合わないと感じます。

私も個人的に、よくペルー人の友人に「日本へのお土産」ということでもらうのですが、とにかく甘くて甘くてクッキーもガチガチ、完食することなく捨てなければならず残念です。

今回はスーパーマーケットで手に入る、ペルーの手軽なお土産用のお菓子を紹介しました。

ペルー旅行時のお土産選びに役立てていただければ嬉しいです。

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