旅行前に知っておきたいクスコのトイレ事情
ペルー・クスコには日本のようにどこにでも公衆トイレがあるわけではありません。
しかも有料だったり、不衛生だったり・・・
ペルーに渡航の際に驚かないよう、今日はペルー/クスコのトイレ事情についてお伝えします!
※注意:最初の写真にはモザイクをかけましたが、この先の写真にはモザイクがありません。
クスコのトイレ事情その1「公衆トイレは基本的に有料」
日本では多くの公衆トイレは無料なので、トイレにはできればお金を払いたくないですよね。
しかし、ペルーでは公衆トイレには基本的に係員がいてお金を徴収されます。
上はクスコの歴史地区のアルマス広場に一番近い公衆トイレですが、写真のように番台があり、そこでお金を払いトイレットペーパーを受け取ります。
この公衆トイレは0.5ソル(50センティモ)でした。
トイレによっては1ソルの場所もありますし、もっと田舎の市場のトイレなどはもっと安いこともあります。
受け取るトイレットペーパーは少なく、トイレ自体には紙が設置されていないので、紙を持参したほうが良いでしょう。
※余談ですが、トイレによっては係りの人に「大か小か」と尋ねられます。
それによって値段が変わり、大の場合には紙をくれたりします。
特に女性だったら、そんな質問されたら戸惑いますよね(汗)
クスコのトイレ事情その2「紙は水に流さず、備え付けのゴミ箱に捨てる」
ペルーでは地域に関わらず、トイレには使用したトイレットペーパーを捨てるためのごみ箱が設置されています。
ペルーの下水道は詰まりやすいため、トイレットペーパーは基本的には便器に流してはいけません。
それは公衆トイレ、ホテル、個人宅でも同様です。
日本人の場合、つい習慣で便器に紙を流してしまいがちなので気を付けましょう。
しかし、ごくまれにゴミ箱が設置されていないトイレもあります。
その場合は便器に流してもよいトイレと考えてよいでしょう。
クスコのトイレ事情その3:「便座がない」
これはすべてのトイレがそうというわけではありませんが、便座のないトイレが非常に多いです。
トイレに入った瞬間、便座が無いなんてびっくりしますよね。
陶器の便器に直接座って用を足すのはお勧めできませんので、腰を浮かせて用を足したり、トイレットペーパーを敷き詰めたりする方法があります。
しかし、私は個人的には便器の上に靴のまま上ってしゃがみ込むのが一番良いと思っています。
そんなことをしたら便器が靴の裏で汚れるし、マナーが悪い!と思うかもしれませんが、便器に肌が触れることで万が一何かの病気にかかるリスクを思えば致し方ないことでしょう。
日本では公衆トイレでも、普通に便座に直に座る人が多いと思いますが、欧米では感染症のリスクを恐れて直接は座らない人が多くなっているようです。
先進国では便座を覆う使い捨ての紙のカバーが備え付けられているのが普通ですが、ペルーではあまり見ないですね。
クスコのトイレ事情その4:「水が流れない」
公衆トイレでは、度々ある断水のため、もしくは節水のため、トイレのタンクが使えずに水が流れないことがよくあります。
それで、トイレには巨大なタンクが置いてあり、そこにホースで水を張って貯めていることがあります。
そのタンクからバケツで水を汲んで流すわけですね。
これも全てのトイレではありませんが、度々見かけます。
日本人はトイレにこだわりがあり、いかに快適な場所にするかを追求する国民ですが、ペルーではトイレとはただの必要な生理現象のための汚い場所にすぎません。
ですから、日本の快適さをペルーのトイレに求めないようにしましょう。
ウォシュレットや音姫と言ったような素晴らしい発明は、恐らくペルーで普及することはないでしょう。
うーーん、もうちょっと意識を高くしてほしいというのが本音ですね。
ちなみにスペイン語でトイレは「バーニョ」Baño、より丁寧には「セルビシオ・イヒエニコ」Serivicio Higiénicoと呼びます。
覚えておくと便利ですね。
クスコの歴史地区には、アルマス広場から北に延びるPlatero通りと、スターバックスがあるLoreto通りにあるお土産市場の中に公衆トイレがあります。
写真はPlatero通りの公衆トイレです。
さらに広場からはちょっと離れていますが、Sol通りを下った郵便局の横や、さらにその先のお土産市場の中などにもあります。
しかしどれも有料ですので、折角ならレストランやカフェに入って、お店のトイレを使用する方が損をした気持ちにならずいいかもしれないですね。
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