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タンザニア/ダルエスサラーム特派員ブログ 西東 たまき

タンザニア・ダルエスサラーム特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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street view.jpg


文字数をできるだけ減らして簡便に表現するため、携帯メッセージやチャットでは
様々な省略語が飛び交います。それはスワヒリ語でも同じ。


今回は、なかなか知る機会のない「スワヒリ語の省略語」をご紹介しましょう!


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まずは、スワヒリ語をあまり知らなくても簡単に使える「あなた」と「私」から。
・mmまたはmi = mimi(ミミ/私)
・ww = wewe(ウェウェ/あなた)


スワヒリ語で「何」は”nini/ニニ”といいます。
・nn = nini(何)


アルファベットは大文字でも小文字でも、こだわりは見られません。


“habari?(ハバリ)”は「元気?」に相当する挨拶です。メッセージの書き出しフレーズ
として使ってください。
・hbr = habari(ハバリ/どうですか?)


・smまたはcm = simu(スィム/電話)
・ktk = katika(カティカ/~の間)


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タンザニアのマグフリ現大統領は次の3文字で表されます。
・JPM = John Pombe Magufuli(ジョン・ポンベ・マグフリ現大統領)


キクウェテ前大統領のときは次のように表記されていたものです。
・JK = Jakaya Kikwete(ジャカヤ・キクウェテ前大統領)


両大統領の母校でもある東部アフリカの名門・ダルエスサラーム大学は次のような表記になります。
・UDSM = University of Dar es Salaam


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タンザニアでは、住宅地の細い道にもストリート名が付けられています。外を歩くときは
ストリート名を目印にするのが迷子にならないコツ。


ストリート表示板に”Br.”という省略文字があったら、それは「〇〇通り」という意味です。
“barabara(バラバラ)”とは、スワヒリ語で「道」のことなのです。
・Br. Msasani = barabara ya Msasani(バラバラ・ヤ・ムササニ/ムササニ通り)


街を縦横に走っている市バスの行き先案内表示にもたくさんの省略表記が見られます。
この場合、スラッシュ(/)が挿入されている表記が省略語の目印。


例えば、タンザニアおよび東アフリカの物品集積地「カリアコマーケット(Kariakoo market)」
があるカリアコ地区は”K/koo”と表記されますし、キノンドニ(Kinondoni)地区は”K/ndoni”
と書かれます。


街歩きのときは、地図上の地名がバスの行き先名の表記ではどのように書かれるのかチェック
してみると面白い発見があるかもしれません。


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各種書類作成や免許・パスポートの申請など、暮らしていると証明写真が必要な機会は結構
あるもの。街ではよく「証明写真○分で出来上がります」という看板を見かけます。


もし、証明写真店の看板に”dk 5”といった表記があったら、それは「5分」の意味です。
「5分で写真が出来上がります」ということです。
・dkまたはdak = dakika(ダキカ/分)


証明写真はきちんとした写真スタジオで撮ることもできますが、タンザニアに来たなら街角に
立っている証明写真屋さんを利用するのも一興かもしれませんよ。


デジタルカメラとポータブルプリンターだけで営業している「青空写真屋さん」では、助手が
背後で青い布を掲げてくれるので、道路脇にいながらも背景青色の証明用写真が撮影できるの
です!


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さて、筆者の手元にある一枚のカードは、しばらく前に知人から届いたものです。


card.jpg

  • (写真:Mchango wa Harusi(ムチャンゴ・ワ・ハルスィ/結婚式の資金集め)


    これは結婚式に先立ち、”mchango(ムチャンゴ)”と呼ばれる資金集め(ご祝儀の事前徴収)を
    呼びかけるカード。Mchangoを支払った人には、後日、式への招待状が届く仕組みです。


    「○○様」にあたる宛名部分の各種敬称があらかじめ印刷されており、下記のような各種省略
    表記が見られます(写真赤字部分)。


    “Mr & Mrs / Bw / Bi / Mch / Prof / Mwl / Dr. / Pdr”


    “Mr & Mrs”は英語の「ミスター&ミセス(ご夫妻)」、”Prof”は「プロフェッサー(教授)」
    の略、そして”Dr(ドクター、博士)”ですが、そのほかはスワヒリ語なので分かりづらいですね。


    順番に次のようになります。


    ・Bw. = bwana(ブワナ/おじさん、おじいさん、年配男性に対する敬称)
    ・Bi. = bibi(ビビ/おばあちゃん、年配女性に対する敬称)
    ・Mch. = mchungaji(牧師)
    ・Mwl. = mwalimu(ムワリム/先生)
    ・Pdr. = padre(パドレ/神父)


    なお、このカードではドクターは”Dr.”と英語表記になっていますが、次のようにスワヒリ語式に
    書かれていることもあります。
    ・Dkt. =  daktari(ダクタリ/博士)


    そして、住所の記述に”SLP”という文字があったらそれは郵便局の「私書箱番号」のことです。
    ・S.L.P. = Sanduku La Posta(私書箱)
    タンザニアでは、書類の「住所欄」には郵便物の受け取り先として利用契約している私書箱番号を
    記すのが普通なのです。
    ※「タンザニアの郵便事情を覗いてみよう!ダルエスサラーム中央郵便局」もどうぞ!


    外国語でメッセージをやりとりすること自体楽しいものですが、タンザニアに来たからには
    スワヒリ語で、なおかつ省略語表記を使ってみたら、さらに通な気分になれるのではないでしょうか。


    タンザニア人に携帯メッセージを送ったり、チャットやSNSなどでやりとりをする機会があったら
    思い出して取り入れてみてくださいね。


  • 2018年4月26日

    photo.JPG


    外国語を学ぶとき、誰でも最初に覚えるものが「こんにちは」「ありがとう」などの
    「基本挨拶」です。


    もう少し踏み込むと、仕事の場で交わす「お疲れ様」や体調の悪い人を気遣う「お大事に」
    などの挨拶もあります。人の家を訪ねるときの「ごめんください」もありますね。


    基本的な挨拶だけでなく、このような「場面別挨拶」が使えると一歩進んだコミュニケー
    ションを取ることが出来ます。


    なかなか知る機会のないスワヒリ語の場面別挨拶もマスターしてみませんか? 


    遠い異国の言葉・スワヒリ語ですが、実は日本でも知られている言葉が結構あるのです。
    聞いたことがあるあの言葉はスワヒリ語だったのかと驚くものが見つかるかもしれませんよ!


    スワヒリ語の基本挨拶やタンザニアの挨拶習慣については『タンザニアでは挨拶が大事』
    の記事でご紹介済みですが、今回は、基本形を超えた「上級者編」をご紹介していきます。


    スワヒリ語の挨拶は「ジャンボ!」じゃない?!
    “ジャンボ!(Jambo)”という挨拶は、日本で最もよく知られているスワヒリ語かも
    しれません。


    しかし実のところ、これは正しい言い方ではありません。


    正しくは、最初に声を掛ける方は”Hu jambo(フ・ジャンボ)”と言い、応答する方は
    “Si jambo(シ・ジャンボ)”と言います。


    “Jambo”とだけ言ったところで、わざわざ間違ってるよと訂正してくるタンザニア人は
    まずいませんので、知らなければそれまでかもしれませんね。


    書くときは、スワヒリ語挨拶の”Jambo”は英語の”jumbo”とはスペルが違うのにご注意。
    スワヒリ語はローマ字感覚で読み書きします。


    また、”Jambo”と同じくらいポピュラーな”Mambo!(マンボ)”は、若者たちが使う
    カジュアルな挨拶。”Vipi?(ヴィッピ/元気?)”というスラングもあります。


    “Mambo / Vipi”と言われたら、”Poa(ポア)”または”Safi(サフィ)”と返してください。
    「Cool/良い」という意味があります。


    ちなみに、スワヒリ語版フェイスブックの「いいね!」は”Poa!”となっています!


    有名な「ハクナマタタ」はタンザニアでは言わない?!
    ミュージカル『ライオン・キング』のセリフ「ハクナマタタ」は 、”No problem(問題ないよ)”
    を意味する言葉として広く知られているもう一つのスワヒリ語です。


    けれど、タンザニア人がこのフレーズを使っているのを耳にすることはないでしょう。


    スワヒリ語はケニアはじめ東アフリカ一帯で使われていますが、最も大事にされている
    のはタンザニアです(タンザニアでは「国語」扱い)。
    そんなスワヒリ語の本家・タンザニアでは、ハクナマタタではなく”Hamna shida(ハムナ・シダ)”
    や”Hamna matatizo(ハムナ・マタティゾ)”または”Hamna tabu(ハムナ・タブ)”などのフレーズが
    使われます。


    “hamna”は「ない」、”shida” や”matatizo”は”problem/s(問題)”の意味、そして
    “tabu”は英語の”trouble”をもじった言葉です。


    タンザニア人の心意気「ようこそ」
    タンザニアに来たらきっといろいろなところで耳にするであろう挨拶が”Karibu(カリブ)”です。


    “Welcome(ようこそ)”を意味する言葉なので、お店でカリブといわれるのは何の不思議も
    ないのですが、タンザニアではそれ以外の場所でもあちこちでこの言葉が使われています。
    日常、最も広く使われている挨拶かもしれません。


    感覚的には、「自分のテリトリーにあなたを受け入れます」といった感じで使います。


    例えば、自宅前で近所の人や知り合いに出会ったら「元気?」などの一般挨拶に続けて
    “Karibu(カリブ)”が使えます。


    積極的に人を引き止めたいときは”Karibu kiti(カリブ・キティ/こちらに来てお掛け
    なさい)”と言って椅子をすすめます。”kiti”とは「椅子」のことです。


    もし、食事をしているときに知り合いが通りかかったら”Karibu chakula(カリブ・チャクラ
    /あなたも一緒に食事をどうぞ)”と言ってみてください。お茶を飲んでいるときなら
    “Karibu chai(カリブ・チャイ/あなたも一緒にお茶をどうぞ)”です。


    実際はそのように言ったからといって食べているものを分けなければならないということはなく、
    一つの「挨拶フレーズ」に過ぎません。建前だけとはいえ、人への気遣いを見せる姿勢と言えます。


    日本でも社交辞令で「ぜひ遊びに来てください」と言ったりするのと似ていますね。


    「お気の毒・お大事に・お疲れ様」
    “Pole(ポレ)”もまた非常に奥行きが深く、用途の広いスワヒリ語挨拶です。


    “pole”を2回繰り返して言う”Pole pole(ポレポレ)”は、「ゆっくり、急がないで」を
    意味するというフレーズとして、日本でも割と知られています。


    しかし、この”pole”は、1回だけいうと全く別の意味になります。
    誰かが辛い思いをしているときに「お気の毒です」の気持ちを伝える言葉になるのです。


    例えば、誰かがうっかりどこかにぶつかって「痛い!」と言っているとき、または何か
    トラブルに遭遇したとき・・・そんなときに「辛いね、大変だね、かわいそうに」と慰める
    言葉が”Pole”です。


    体調が悪い人に向かって言えば、「お大事に」になります。
    もし風邪を引いた人や具合の悪い人に出会ったら、”Pole”と言ってあげてください。


    さらに、仕事を頑張っている人に対して”Pole na kazi(ポレ・ナ・カジ)”と言えば、
    「お疲れさま、ほどほどにしなさい」といったねぎらいの言葉になります。”kazi(カズィ)”
    は「仕事」のことです。


    「アサンテ(ありがとう)」はこんなときにも
    スワヒリ語で「ありがとう」は”Asante(アサンテ)”と言いますが、これもどこかで
    聞いたことありませんか?


    “Pole”と言われたら”Asante”と返します。
    “Karibu”と言われたときも返事は”Asante”になります。


    タンザニア人に”Asante”と言えば、”Asante na wewe(アサンテ・ナ・ウェウェ/
    どういたしまして)”の返事が返ってくるでしょう。


    「ごめんください!」
    日本では、人の家を訪ねるときは「ごめんください」や「おじゃまします」といった挨拶が
    あります。タンザニアには”Hodi(ホディ)”があります。


    タンザニアで人のお宅を訪ねる機会があったら使ってみてください。「スワヒリ語を知ってるな」
    と思われることでしょう!


    クシャミをした人には・・・
    日本では誰かがクシャミをしたとき、心ある人なら「大丈夫?」と声を掛けたりしますが、
    必ずしも言うべきセリフというのはありませんよね。


    英語の場合は、クシャミをした人がいたら「(God) Bless you!」と声をかけるのがマナーと
    なっています。


    けれど世界の多くの言語では、誰かがクシャミをしたとき「健康」を意味する言葉をかける
    例が圧倒的多数となっており、スワヒリ語もその一つです。


    周囲で誰かがクシャミをしたら、”Afya!(アフヤ)”と声をかけるのがスワヒリ語文化の
    マナー。”afya”はスワヒリ語で「健康」を意味する言葉なのです。


    もし、タンザニア旅行中、クシャミをした人に出くわしたら”Afya!”と声をかけてみてはいかが? 
    旅人からの思いがけない思いやりの言葉はきっと喜ばれるでしょう!


    「おやすみなさい!」
    日本語では夕方から夜にかけての挨拶は「こんばんは」の一言ですが、スワヒリ語では
    夕方は”Habari za jioni?(ハバリ・ザ・ジオーニ)”、暗くなってきたら”Habari za usiku?
    (ハバリ・ザ・ウスィク)”と使い分けがあります。


    朝の挨拶”Habari za asubuhi(ハバリ・ザ・アスブヒ/おはよう)”、昼の挨拶”Habari
    za mchana(ハバリ・ザ・ムチャーナ/こんにちは)”と合わせた4つは基本の挨拶セットです。


    特に”mchana” “jioni” “usiku”は、使う時間がずれていると訂正が入るほど、皆さん
    きっちり使い分けています。


    これらの挨拶への返答は”Nzuri(ンズーリ/良い)”です。


    ここではもう一つ、「おやすみなさい」の挨拶”Lala salaama(ララ・サラーマ)”もご紹介します。


    「lala」は「眠る」、「salaama」は「平和、平安」という意味です。タンザニアの
    最大都市・ダルエスサラーム(Dar es salaam)の名前にも入っていますね。


    「久しぶり!」
    しばらくぶりに顔を合わせた人には”Habari za siku nyingi?(ハバリ・ザ・スィク・ニンギ
    /久しぶり)”と言ってみましょう。”siku”は「日」、”nyingi”は「たくさん」の意味です。


    この場合も返答は”Nzuri”になります。


    年長・年少で異なる挨拶
    年長者を敬う文化を持つタンザニアでは、自分より年上の人には「おはよう」でも
    「こんにちは」でもない特別の挨拶をします。


    年長者に対する挨拶が”Shikamoo(シカモー)”、それに対する応答が”Marahaba(マラハバ)”です。

    タンザニアで道を歩いていて子供たちに出会ったら、彼らはきっと”Shikamoo!”と
    声をかけてくるでしょう。そうしたら”Marahaba!”と返してください。


    反対に、自分より年上の人に出会ったときはまず”Shikamoo”です。”Marahaba”が
    返ってくるはずです。


    この挨拶は時間に関係なく一日中使えます。


    「またね」
    日本語の「じゃあまたね」の感覚で使えるスワヒリ語が”Baadaye(バーダイェ)”です。

    「後で/later」という意味なので、「後にします」と先延ばしする場面でも使えるちょっと便利な言葉です。


    もし、モノ売りの客引きの声がうるさいと思ったときに言えば「今度ね」といった感覚になり、
    たいてい丸く収まりますよ!


    「いつか是非また!」
    外国人としてタンザニアに来たなら、いずれ別れる日が来ることでしょう。国を離れるときの
    「さよなら」には重みがあります。


    そんなとき「さようなら」を意味する”Kwa heri(クワヘリ)”は王道の挨拶ですが、
    心ある人は”Karibu tena(カリブ・テナ)”と言うものです。


    “Karibu”は文頭でご紹介した通り”Welcome”のことですが、”tena”は「もう一度」という意味です。


    “Karibu tena”は、「さようなら」ではなく「また、どうぞ」というスマートな別れの挨拶。
    自分のところに立ち寄ってくれた人を送り出すときにも使えます。


    そして最後にもう一つ。
    “Tutaonana tena(トゥタオナナ・テナ)”は、英語の”See you again(また会いましょう)”
    にあたります。


    ―――――


    以上、皆さんもタンザニアに来たときは、これらの「場面別挨拶」を使いこなしてスワヒリ語
    文化に深く触れてみてくださいね。


    2018年2月17日

    soil tray.JPG


    土を食べる。
    ショッキングな表現ですが、調べてみると世界には「土を食べる」という風習が
    各地にあるようです。そこにはタンザニアも含まれます。
    今回は、ダルエスサラームで入手した7種類の「食べる土」についてレポートします。


    【その名は”ウドンゴ”】
    私がダルエスサラームの閑静な住宅エリアにある野菜の露店の売り台に太いチョーク
    のように成形された土片を見つけたのは数年前。


    聞けば、ミネラル源として主に妊婦が食べるものだとのこと。
    つまり、タンザニア地元風サプリメント。スワヒリ語では「udongo(ウドンゴ)」、
    「土」を意味する言葉です。


    珍しい風習を私もいつか体験してみようと思いながら先延ばししていたところ、この度
    ふと思い付いて「土サプリ」を口にしてみる行動を起こしてみました。


    そうして手に入れたのが上記写真のウドンゴ7種。


    ウドンゴは「過去の風習」だったり、「特定の人・地域の話」ではなく、今もタンザ
    ニアで広く日常的に摂取されているようで、マーケットにあるウドンゴ専門の露店には
    お客が次々と現れては購入していきます。店主女性自身も、長年毎日摂取しているとのこと。


    seller table.JPG


    妊婦が食べるということで知られていますが、実際には妊婦に限らず年配女性まで広く
    食べられているそうです。また、女性だけでなく男性が食べてもよいとのことです。


    「土」といっても単に地表の土を集めたものなどではなく、「金を掘るように地中深く
    から採取している」そうで、きちんとふるいにかけられ成形されている「加工品」です。


    Seller white.JPG


    「土を食べる=地面の土を手で取って口に入れている」ようなイメージは正しくありません。


    【概要】
    手で折れるようなもろいものから、包丁で力をこめて割るような硬いものまで様々。
    どれも口に入れるとラムネ菓子のようにホロッと溶けます。
    以下、一つずつざっと特徴を記します(実勢レート100タンザニアンシリング=約0.6円)
    ※ウドンゴに白い斑点が見られるものは、白ウドンゴの粉が付着してしまったためです。


    Kigoma rocks.JPG 
    キゴマ産。手で欠ける。見た目はゴツゴツしているが、なめらかな口当たり。ほのかな酸味。500シリング。


    Kigoma shaped.JPG
    キゴマ産。堅い。50シリング。最後に口にキメの粗い粒が残るのは値段なりの品質だからか。酸味はない。


    Morogoro standard.JPG 
    モロゴロ産。かなり堅いが溶けやすさは他と同じ。50シリング。これも安価なせいか、最後にキメの粗い粒が残る。酸味なし。


    Kigoma white.JPG
    キゴマ産白いウドンゴ。大人の親指の先ほどの小片4つで200シリングと値段は高め。手で簡単に折れるもろさ。至極なめらかで、クリームのようなコクがある。


    Kigoma small.JPG 
    キゴマ産。直径1cm弱。手で簡単に折れる。口当たりなめらか。後味にほんのり酸味を感じる。3本で200シリングと値段は高め。


    Mwanza long.JPG 
    ムワンザ産。直径1.3cm。1本200シリング。手で折れるもろさ。後味にほんのり僅かな酸味を感じる。


    Moshi large mass.JPG 
    モシ産。堅い。500シリング。酸味はない。


    【試食】
    <第一日目>

    土という「先入観」から、口に含むにはかなりの抵抗があったが恐る恐る試食。
    固形ファンデーションを食べているような気分。


    ほぼ無臭。これといった味もないが、口に含むと若干の「ひなびた風味」がある。
    これらの特徴はどの種類にも共通。


    タンザニアの人はそのまま食べるそうだが出来そうもなかったので、紅茶に溶かして飲む。
    溶かし入れた紅茶は色や風味が変わるでもなく全くただの紅茶だが、気分的に受け付け難い
    ものがある。無理して飲む。


    <第二日目>
    初日に比べ、やや余裕を持って溶かしたお茶が飲めるようになった。いろいろなタイプを
    積極的に選んで味見することが出来た。


    <第三日目>
    小片をそのまま口に入れる抵抗はだいぶ減った。お茶に溶かす必要性は感じなくなり、
    食べるとすればそのまま食べる方が良いと思える。


    【現地女性に質問】
    ダルエスサラーム在住のタンザニア女性数人に、ウドンゴについて簡単に聞いてみました。


    ①お手伝いさん(30代、既婚、タンザニア南西部マラウィ国境付近出身)
    ・1日に3回ほど、親指の先程度の大きさの欠片を食べる。
    ・ウドンゴは、妊婦はもとより思春期から高齢までの女性が食べる。
    ・食べる理由は別にない、効能も知らない。
    ・マラウィでも食べられている。呼び名は(言語が違うので)別。


    ②中流家庭の女性(40代、既婚、タンザニア北部沿岸のタンガ出身)
    ・妊娠すると自然に食べたいと思うようになるのだ。自分もかつて妊婦だったときは食べた。
    ・原料や製造環境が分からず安全が確認出来ないため、食べるべきではないと思う。
    自分もその後食べていない。
    ・ごく稀な話だが、感染症の原因になったケースを知っている。
    ・効能は知らない。


    ③中流家庭の女性(30代、未婚、タンザニア北部のアルーシャ出身)
    ・栄養やミネラル補給に妊婦や女性が食べたりすると聞いてはいる。自分や身内は食べる習慣はない。


    以上、タンザニアで広く食べられている「ウドンゴ」という土製品についてのレポートでした。
    ローカルマーケットで簡単に手に入ります。
    値段が高めのものはもろく、後味にマイルドな酸味が感じられる点が共通しています。


    中には「中毒」といえるほど大量に食べる人もおり、効果や理由を知らずに習慣的に食べている
    人もいることから、「嗜好品」といった性質があるのかという気もしたのだがどうだろう?



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      2012年より東アフリカ・タンザニアのダルエスサラーム在住です。インド洋に面した港を備え、アフリカ内陸へ向かう経済の玄関口。発展に向かってパワフルに変わりながら新旧の入り混じる街・ダルエスサラーム。外国人として、会社員として、住民として…様々な側面から垣間見るダルエスサラームをレポートします。 DISQUS ID @disqus_LXBQSe0CAe

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