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タンザニア/ダルエスサラーム特派員ブログ 西東 たまき

タンザニア・ダルエスサラーム特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


セキュリティを向上させるべく、タンザニアのパスポートがリニューアルされたのは
2018年1月。2019年3月に欧州のマルタで行われた「欧州・中東・アフリカ・ハイセキュリティ
印刷会議( High Security Printing™ EMEA conference)」で、「IDドキュメント・オブ・
ザ・イヤー
」をも受賞した、高セキュリティなパスポートです。


cover.jpg


タンザニアの国章(※タンザニアのゴージャスな国章については、こちらの記事 で詳しく
ご紹介しています!)が描かれているパスポートの表紙は、今回のリニューアルを機に
今までの深い緑色から明るい青色に変わりました。


加えて目を引くのが、国名の上に追加された"East African Community"という表現です。
旧パスポートでは、国名"United Republic of Tanzania(タンザニア連合共和国)"だけ
でした。


この"East African Community"略して"EAC"は、日本語では「東アフリカ共同体」と
呼ばれます。1967年、タンザニアおよびケニアの初代大統領らによって設立され、その
本部はタンザニア北部の都市・アルーシャに置かれています。


東部アフリカ6か国を加盟国とし、将来的にはEUのような統合を目指しているEACの
モットーは"One People, One Destiny(同一の人々、同一の運命)"です。


*****


さて、新パスポートの鮮やかな青表紙をめくってみましょう。


草原の木や草が描かれた淡い水色のグラデーションを背景に、アフリカの動物たちが
見開きページごとに次々と登場します! ゾウ、キリン、ライオン、シマウマ等々
合計8種類。


page.jpg


合間には、人々と共にあるニエレレ初代大統領や、そびえるヤシの木のページなど
もありますよ。


Nyerere.jpg


そしてパスポートの中央ページに見開きで広がるのは、19世紀の建造物「驚愕の家(The
House of Wonders)」の優美な姿。世界遺産にも登録されているエキゾチックな街・
ザンジバルはストーンタウンのシンボルです。


Zanzibar.jpg


所持人名や顔写真のページにあるのは霊峰キリマンジャロ山、といった具合に、
新パスポートは最初から最後までタンザニアのシンボルが満載となっています!


そして最後にはニエレレ初代大統領による印象的な一文が。
「自由(Uhuru)」と名付けられた聖火の画を挟み、スワヒリ語と英語で書かれている
その文とは...


Torch.jpg


"We have lighted the Uhuru torch and place it at the peak of Mount Kilimanjaro,
to shine within and outside our bounderies, to bring hope where there is despair,
love where there is hatred and respect where there is contempt."
(国境の内外を照らし、絶望のあるところに希望を、憎しみのあるところに愛を、軽蔑
のあるところに敬意をもたらすため、ウフルトーチを灯しキリマンジャロ山の山頂に捧
げる。)


ここで語られているウフルトーチとは、タンザニアのシンボルの一つ、"Uhuru Torch
(自由の聖火)"のことです。もちろん、国章のデザインにも入っていますよ。


文章からは、建国の希望に溢れる当時のタンザニアが偲ばれます。


「自由の聖火」は、独立した正にその日(1961年12月9日)にキリマンジャロ山の山頂
で初めて灯されました。実はこの時以来、タンザニア国内では聖火レースがずっと続け
られており、今も国内のどこかを駆け巡っているのです! 2019年はタンザニア南部の
都市・ソンゲア(Songea)からの出発でした。独立時のスピリットは、今もこうして
受け継がれています。


タンザニアのシンボルが散りばめられた新パスポート、皆さんも空港などで目にする
機会があるかもしれませんね!


2019年8月 4日

タンザニア人は歯がきれいな人が多く、日本人ほど虫歯に悩んでいるように
見えないかもしれません。しかし、ダルエスサラームに歯医者はいくつもあ
るので、いざという時は駆け込むことができます。


虫歯治療だけでなく、歯列矯正、インプラント、ホワイトニングなど一通り
の処置を受けることができます。


ローカルエリアにある歯科、外国人御用達の歯科など様々なので、予算に合
わせて選びましょう。


歯科選びは、ダルのスーパーやレストランなどに置かれている”Advertising
Dar(アドバタイジング・ダル)
“、”Zoom Tanzania(ズーム・タンザニア)
といったフリーペーパーを参考にすると良いでしょう。
飲食店や各種サービスに加え、病院やクリニックの情報も載っているので、
行き先の見当をつけるのに役立ちます。


また、”WhatClinic“といった病院検索サイトを利用する手もありますよ。


料金は治療内容により100~1000米ドル単位でかかることは心に留めておく
必要がありましょう。


例えば、虫歯を削って詰める治療で1ヶ所100ドルほどになるので、緊急時
以外は利用せずに済ませたいところです。友人は根管治療で約2000ドルで
した。


他方、診療設備の面では日本の歯科に劣りません。
行く前は不安でも、実際に行ってみれば「案ずるより産むがやすし」と感じ
ると思いますよ! 


さて、高額ゆえできるだけ避けたいタンザニアでの歯科治療ですが、筆者
は詰め物が取れてしまったために訪問することになりました。


事前に予約を取ってから出掛けます。
初診料(Consultation fee)として一律4万シリング(約2000円)ほどの料金
がかかりましたが、無料のところもあるようです。


まずは軽く問診ののち、レントゲンを撮って歯の状態を確認しつつ、口の中
全体を丁寧に診察してくれます。


担当してくれた女性歯科医の説明は親切で丁寧で、ひとまず安心。
中でも歯並びに関し気になっていた部分について下された、今まで日本で
かかっていたどの歯科医からも得られなかった明快で合理的な診断には目が
開かれる思いでした。


いよいよ治療です。
麻酔をかけて歯を削ります。


不安と怖さで体がこわばる瞬間のはずですが、まもなく心からリラックスでき
る夢心地の時間に変わりました。


麻酔がしっかり効いており、激しい機械音に反して全くの無感覚が痛快なほど
だったのと、医師の腕の良さが感じられたからです。


治療中はライトがまぶしくないよう、患者は黄色い透明なゴーグルを装着させ
られるのは日本とは違う点ですね。


うがいの水がミント味でシュワシュワしていたのも印象的でした。


タンザニアでの初めての歯科体験が安心と信頼に包まれたものとなり、満ち足
りた一日になりました! 



2019年7月 8日

「ティンガティンガ(Tingatinga)」という言葉を聞いたことはありませんか?
タンザニア・ダルエスサラーム発祥のユニークなポップ・アートです。


広々とした草原や植物を背景に、生き生きと描かれるアフリカの動物たちが
「ティンガティンガ」画の基本モチーフ。コミカルかつ温かい筆致が特徴です。


tingatinga.jpg


動物モチーフがメインながら、人間たちや精霊たち、街の様子などを描いた
ものも多く、どのモチーフもその表情や動きにストーリーが感じられるのが魅力
です。見れば見るほど奥深い楽しさに惹きつけられるはず!


壁を埋めるような大作から、気軽に飾れる小さなプレートまで様々なサイズが
あるのでスペースに合わせて選べます。ダルエスサラームでは、カフェやレス
トランなどのインテリアやサインボードとしても使われています。お出掛けの
際は意識して見つけてみてください。


一番人気は約15.5㎝x30.5㎝のサイズのプレートです。プレートの中央に文字
を入れられるデザインになっています。
購入すると職人が目の前でサッと文字を書き入れてくれますので、好きな字体
や色をリクエストし、自分好みの一枚を手に入れましょう。ダルでは、表札と
して門に掲げている家も目に付きます。


tingatinga plate 4.jpg

(ダル市内にある学校の物理実験室に掲げられているドアプレート。)


子供から大人まで、誰にとってもそれぞれの魅力が見つかるティンガティン
ガ画。気軽に手に入れたいなら、Tシャツやマグカップなども人気です。
旅の記念、タンザニア土産にも喜ばれることでしょう。絵葉書をフレームに
入れても素敵ですよ。


独特の魅力に溺れたいなら、市内の本屋に素敵な画集や絵本がおすすめです。


【工房が密集するエリアでの品定めがおすすめ】
ダルエスサラーム・ムササニ半島地区にある”Tinga Tinga Arts Co-operative
Society”には多くのお店や職人が集まっているので、比較しながら選べます。
絵は丁寧にチェックし、バランスや筆づかいが気に入った作品を選ぶと良いで
しょう。制作の現場も見られますよ。


興味を持ったら、Tinga Tinga Arts Co-operative Societyのホームページ
覗いてみてください。
様々なティンガティンガ画から、是非そのユニークなデザイン性とスピリット
を感じてください!


「ティンガティンガ」というリズム感の良い名前は、このアートの創始者
である「エドワード・サイディ・ティンガティンガ(Edward Saidi Tingatinga)」
の名前から来ています。リサイクル素材を使い、1968年頃からダルエスサラーム
で描き始められました。


1972年に彼が急逝した後、そのスタイルを継承すべく、仲間たちによって設立
されたのが、前出の”Tinga Tinga Arts Co-operative Society”です。


日本でも時折、ティンガティンガ・アート展が開かれています。まずは、身近
なところで実物を見てみてはいかが?



2019年5月20日
2019年3月21日
2019年1月 2日
2018年12月11日
2018年11月 4日
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  • 特派員プロフィール
  • ダルエスサラーム特派員

    ダルエスサラーム特派員
    西東 たまき
    2012年より東アフリカ・タンザニアのダルエスサラーム在住です。インド洋に面した港を備え、アフリカ内陸へ向かう経済の玄関口。発展に向かってパワフルに変わりながら新旧の入り混じる街・ダルエスサラーム。外国人として、会社員として、住民として…様々な側面から垣間見るダルエスサラームをレポートします。 DISQUS ID @disqus_LXBQSe0CAe

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