タンザニア・ダルエスサラームの朝ごはん

公開日 : 2016年07月31日
最終更新 :

タンザニアの朝ごはん、よく知られているのはチャパティ(chapati)にマンダズィ(mandazi)? 

チャパティといっても、タンザニアのチャパティはインドのチャパティとは異なります。油で

揚げ焼きされていて、インドでパラタと呼ばれているものに近いです。

そしてマンダズィはカルダモン風味の揚げパンです。

早朝の街角には朝ごはん用の軽食の売り子が、あちこちに現れます。朝の交通渋滞を避けて

早朝出勤する人が多いので、朝食は自宅で取らず職場に向かう途中で調達するという訳です。

軽食を売っている付近では、コーヒー(kahawa/カハワ)の香り。紅茶(chai/チャイ)も煮立っ

ています。爽やかな香りが漂って来ると思ったら...レモングラスのハーブティー(mchaichai/

ムチャイチャイ)もよく飲まれているんですよ。

脇に置かれたベンチは朝食やお茶をとりながらおしゃべりを楽しむ憩いの場にもなっています。

↓ 道端で火をおこして、揚げたてホクホクのキャッサバやサツマイモが売られています。

(写真はキャッサバ)

fried cassava.JPG

↓ マッシュポテトに衣をつけて揚げたような「カチョリ(kachori)」は、まるでサクサクの

天ぷらです。

kachori.JPG

↓ 粗挽きのおから状の豆を丸めて揚げてある「バジーヤ(bajia)」。クリスピーな外側と、

ふっくらした中身のコントラストが美味しい一品。噛むほどに豆のコクが味わえます。

bajia.JPG

↓ 米粉の揚げパンともいえる「kitumbuwa/キトゥンブワ」は、モチモチの食感と優しい甘み。

ほんのりココナツミルクの風味がします。かすかな酸味が感じられる生地は発酵させてある

ようで、ブクブク泡が立っていました。油切れがよくないので、油っぽさが気になる人もいる

ようです。

vitumbwa.JPG

↓ ほんのり甘くてモチモチのキトゥンブワ。

kitumbwa.JPG

↓ お馴染みサモサには挽き肉版とジャガイモ版があります。インドのサモサと違ってスパイシー

ではありません。

samosa.JPG

↓ サモサは揚げたてで、衣がカリカリしているうちに!

samosa piece.jpg

改めて見ると、油を使ったメニューが多いですね。でも揚げたてはどれも格別です!

どの品も塩味か甘さ控えめなのは、一緒に飲むチャイに砂糖をいっぱい入れるからでしょう。

携帯式の炭火ポットで淹れてくれるコーヒーはタンザニア版エスプレッソ。小さなカップで飲む

濃いブラックコーヒーのお供は、ナッツ入りの砂糖菓子「カシャータ(kashata)」になります。

↓ カシャータ

kashata.jpg

ダルエスサラームの朝ごはん、どれも美味しくて迷いますが私は揚げたてのバジーヤ、カチョリ、

食べごたえのあるキトゥンブワを選ぶことが多いでしょうか。

これらは、お店で買えば一点500~1000タンザニアシリング(16シリング/1円)するところですが、

ストリートでは200~300シリング(Tsh)と格安です。

腰を下ろしてゆっくり食べたい人には、牛肉を煮込んだスープやキリマンジャロ地方の名物ムトリ

(Mtori・調理用バナナのポタージュ)もありますよ!

↓ ムトリ

mtori.jpg

筆者

タンザニア特派員

西東たまき

2012年より東アフリカ・タンザニアのダルエスサラーム在住です。様々な側面から垣間見るダルエスサラームをレポートします。

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