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タンザニア/ダルエスサラーム特派員ブログ 西東 たまき

タンザニア・ダルエスサラーム特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2018年2月17日

通の顔して使いたい!スワヒリ語挨拶【上級者編】


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通の顔して使いたい!スワヒリ語挨拶【上級者編】

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外国語を学ぶとき、誰でも最初に覚えるものが「こんにちは」「ありがとう」などの
「基本挨拶」です。


もう少し踏み込むと、仕事の場で交わす「お疲れ様」や体調の悪い人を気遣う「お大事に」
などの挨拶もあります。人の家を訪ねるときの「ごめんください」もありますね。


基本的な挨拶だけでなく、このような「場面別挨拶」が使えると一歩進んだコミュニケー
ションを取ることが出来ます。


なかなか知る機会のないスワヒリ語の場面別挨拶もマスターしてみませんか? 


遠い異国の言葉・スワヒリ語ですが、実は日本でも知られている言葉が結構あるのです。
聞いたことがあるあの言葉はスワヒリ語だったのかと驚くものが見つかるかもしれませんよ!


スワヒリ語の基本挨拶やタンザニアの挨拶習慣については『タンザニアでは挨拶が大事』
の記事でご紹介済みですが、今回は、基本形を超えた「上級者編」をご紹介していきます。


スワヒリ語の挨拶は「ジャンボ!」じゃない?!
"ジャンボ!(Jambo)"という挨拶は、日本で最もよく知られているスワヒリ語かも
しれません。


しかし実のところ、これは正しい言い方ではありません。


正しくは、最初に声を掛ける方は"Hu jambo(フ・ジャンボ)"と言い、応答する方は
"Si jambo(シ・ジャンボ)"と言います。


"Jambo"とだけ言ったところで、わざわざ間違ってるよと訂正してくるタンザニア人は
まずいませんので、知らなければそれまでかもしれませんね。


書くときは、スワヒリ語挨拶の"Jambo"は英語の"jumbo"とはスペルが違うのにご注意。
スワヒリ語はローマ字感覚で読み書きします。


また、"Jambo"と同じくらいポピュラーな"Mambo!(マンボ)"は、若者たちが使う
カジュアルな挨拶。"Vipi?(ヴィッピ/元気?)"というスラングもあります。


"Mambo / Vipi"と言われたら、"Poa(ポア)"または"Safi(サフィ)"と返してください。
「Cool/良い」という意味があります。


ちなみに、スワヒリ語版フェイスブックの「いいね!」は"Poa!"となっています!


有名な「ハクナマタタ」はタンザニアでは言わない?!
ミュージカル『ライオン・キング』のセリフ「ハクナマタタ」は 、"No problem(問題ないよ)"
を意味する言葉として広く知られているもう一つのスワヒリ語です。


けれど、タンザニア人がこのフレーズを使っているのを耳にすることはないでしょう。


スワヒリ語はケニアはじめ東アフリカ一帯で使われていますが、最も大事にされている
のはタンザニアです(タンザニアでは「国語」扱い)。
そんなスワヒリ語の本家・タンザニアでは、ハクナマタタではなく"Hamna shida(ハムナ・シダ)"
や"Hamna matatizo(ハムナ・マタティゾ)"または"Hamna tabu(ハムナ・タブ)"などのフレーズが
使われます。


"hamna"は「ない」、"shida" や"matatizo"は"problem/s(問題)"の意味、そして
"tabu"は英語の"trouble"をもじった言葉です。


タンザニア人の心意気「ようこそ」
タンザニアに来たらきっといろいろなところで耳にするであろう挨拶が"Karibu(カリブ)"です。


"Welcome(ようこそ)"を意味する言葉なので、お店でカリブといわれるのは何の不思議も
ないのですが、タンザニアではそれ以外の場所でもあちこちでこの言葉が使われています。
日常、最も広く使われている挨拶かもしれません。


感覚的には、「自分のテリトリーにあなたを受け入れます」といった感じで使います。


例えば、自宅前で近所の人や知り合いに出会ったら「元気?」などの一般挨拶に続けて
"Karibu(カリブ)"が使えます。


積極的に人を引き止めたいときは"Karibu kiti(カリブ・キティ/こちらに来てお掛け
なさい)"と言って椅子をすすめます。"kiti"とは「椅子」のことです。


もし、食事をしているときに知り合いが通りかかったら"Karibu chakula(カリブ・チャクラ
/あなたも一緒に食事をどうぞ)"と言ってみてください。お茶を飲んでいるときなら
"Karibu chai(カリブ・チャイ/あなたも一緒にお茶をどうぞ)"です。


実際はそのように言ったからといって食べているものを分けなければならないということはなく、
一つの「挨拶フレーズ」に過ぎません。建前だけとはいえ、人への気遣いを見せる姿勢と言えます。


日本でも社交辞令で「ぜひ遊びに来てください」と言ったりするのと似ていますね。


「お気の毒・お大事に・お疲れ様」
"Pole(ポレ)"もまた非常に奥行きが深く、用途の広いスワヒリ語挨拶です。


"pole"を2回繰り返して言う"Pole pole(ポレポレ)"は、「ゆっくり、急がないで」を
意味するというフレーズとして、日本でも割と知られています。


しかし、この"pole"は、1回だけいうと全く別の意味になります。
誰かが辛い思いをしているときに「お気の毒です」の気持ちを伝える言葉になるのです。


例えば、誰かがうっかりどこかにぶつかって「痛い!」と言っているとき、または何か
トラブルに遭遇したとき・・・そんなときに「辛いね、大変だね、かわいそうに」と慰める
言葉が"Pole"です。


体調が悪い人に向かって言えば、「お大事に」になります。
もし風邪を引いた人や具合の悪い人に出会ったら、"Pole"と言ってあげてください。


さらに、仕事を頑張っている人に対して"Pole na kazi(ポレ・ナ・カジ)"と言えば、
「お疲れさま、ほどほどにしなさい」といったねぎらいの言葉になります。"kazi(カズィ)"
は「仕事」のことです。


「アサンテ(ありがとう)」はこんなときにも
スワヒリ語で「ありがとう」は"Asante(アサンテ)"と言いますが、これもどこかで
聞いたことありませんか?


"Pole"と言われたら"Asante"と返します。
"Karibu"と言われたときも返事は"Asante"になります。


タンザニア人に"Asante"と言えば、"Asante na wewe(アサンテ・ナ・ウェウェ/
どういたしまして)"の返事が返ってくるでしょう。


「ごめんください!」
日本では、人の家を訪ねるときは「ごめんください」や「おじゃまします」といった挨拶が
あります。タンザニアには"Hodi(ホディ)"があります。


タンザニアで人のお宅を訪ねる機会があったら使ってみてください。「スワヒリ語を知ってるな」
と思われることでしょう!


クシャミをした人には・・・
日本では誰かがクシャミをしたとき、心ある人なら「大丈夫?」と声を掛けたりしますが、
必ずしも言うべきセリフというのはありませんよね。


英語の場合は、クシャミをした人がいたら「(God) Bless you!」と声をかけるのがマナーと
なっています。


けれど世界の多くの言語では、誰かがクシャミをしたとき「健康」を意味する言葉をかける
例が圧倒的多数となっており、スワヒリ語もその一つです。


周囲で誰かがクシャミをしたら、"Afya!(アフヤ)"と声をかけるのがスワヒリ語文化の
マナー。"afya"はスワヒリ語で「健康」を意味する言葉なのです。


もし、タンザニア旅行中、クシャミをした人に出くわしたら"Afya!"と声をかけてみてはいかが? 
旅人からの思いがけない思いやりの言葉はきっと喜ばれるでしょう!


「おやすみなさい!」
日本語では夕方から夜にかけての挨拶は「こんばんは」の一言ですが、スワヒリ語では
夕方は"Habari za jioni?(ハバリ・ザ・ジオーニ)"、暗くなってきたら"Habari za usiku?
(ハバリ・ザ・ウスィク)"と使い分けがあります。


朝の挨拶"Habari za asubuhi(ハバリ・ザ・アスブヒ/おはよう)"、昼の挨拶"Habari
za mchana(ハバリ・ザ・ムチャーナ/こんにちは)"と合わせた4つは基本の挨拶セットです。


特に"mchana" "jioni" "usiku"は、使う時間がずれていると訂正が入るほど、皆さん
きっちり使い分けています。


これらの挨拶への返答は"Nzuri(ンズーリ/良い)"です。


ここではもう一つ、「おやすみなさい」の挨拶"Lala salaama(ララ・サラーマ)"もご紹介します。


「lala」は「眠る」、「salaama」は「平和、平安」という意味です。タンザニアの
最大都市・ダルエスサラーム(Dar es salaam)の名前にも入っていますね。


「久しぶり!」
しばらくぶりに顔を合わせた人には"Habari za siku nyingi?(ハバリ・ザ・スィク・ニンギ
/久しぶり)"と言ってみましょう。"siku"は「日」、"nyingi"は「たくさん」の意味です。


この場合も返答は"Nzuri"になります。


年長・年少で異なる挨拶
年長者を敬う文化を持つタンザニアでは、自分より年上の人には「おはよう」でも
「こんにちは」でもない特別の挨拶をします。


年長者に対する挨拶が"Shikamoo(シカモー)"、それに対する応答が"Marahaba(マラハバ)"です。

タンザニアで道を歩いていて子供たちに出会ったら、彼らはきっと"Shikamoo!"と
声をかけてくるでしょう。そうしたら"Marahaba!"と返してください。


反対に、自分より年上の人に出会ったときはまず"Shikamoo"です。"Marahaba"が
返ってくるはずです。


この挨拶は時間に関係なく一日中使えます。


「またね」
日本語の「じゃあまたね」の感覚で使えるスワヒリ語が"Baadaye(バーダイェ)"です。

「後で/later」という意味なので、「後にします」と先延ばしする場面でも使えるちょっと便利な言葉です。


もし、モノ売りの客引きの声がうるさいと思ったときに言えば「今度ね」といった感覚になり、
たいてい丸く収まりますよ!


「いつか是非また!」
外国人としてタンザニアに来たなら、いずれ別れる日が来ることでしょう。国を離れるときの
「さよなら」には重みがあります。


そんなとき「さようなら」を意味する"Kwa heri(クワヘリ)"は王道の挨拶ですが、
心ある人は"Karibu tena(カリブ・テナ)"と言うものです。


"Karibu"は文頭でご紹介した通り"Welcome"のことですが、"tena"は「もう一度」という意味です。


"Karibu tena"は、「さようなら」ではなく「また、どうぞ」というスマートな別れの挨拶。
自分のところに立ち寄ってくれた人を送り出すときにも使えます。


そして最後にもう一つ。
"Tutaonana tena(トゥタオナナ・テナ)"は、英語の"See you again(また会いましょう)"
にあたります。


―――――


以上、皆さんもタンザニアに来たときは、これらの「場面別挨拶」を使いこなしてスワヒリ語
文化に深く触れてみてくださいね。

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カテゴリー 文化・芸術・美術 旅行・ツアー・ホテル 生活・習慣・マナー
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      ダルエスサラーム特派員
      西東 たまき
      2012年より東アフリカ・タンザニアのダルエスサラーム在住です。インド洋に面した港を備え、アフリカ内陸へ向かう経済の玄関口。発展に向かってパワフルに変わりながら新旧の入り混じる街・ダルエスサラーム。外国人として、会社員として、住民として…様々な側面から垣間見るダルエスサラームをレポートします。 DISQUS ID @disqus_LXBQSe0CAe

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