古都デルフトの町並みを楽しもう!おすすめ散策コース3選

公開日 : 2021年02月24日
最終更新 :
筆者 : あお

はじめまして。オランダ/デルフト特派員のあおと申します。
この度、特派員としてデルフト情報を発信させていただくことになりました。
初投稿となる今回は、古都デルフトの町並みを楽しめるおすすめ散策コースを3つ紹介します。
なお、新型コロナウイルスが依然として猛威をふるっております。事態が収束し、安心して旅行ができるようになったらぜひ訪れてみてください。

■旧教会を望みながら歩くオウデ・デルフト通り

最初に紹介するのは、町のシンボル「旧教会(Oude Kerk)」とすぐそばを流れる運河「オウデ・デルフト(Oude Delft)」。
駅から旧市街に入ると最初に見えるのが、デルフト最古の運河オウデ・デルフトです。

デルフトは、この運河から広がり発展していった町です。運河沿いの重要な建物には、歴史的背景を解説したプレートが埋め込まれており、歴史散策が楽しめるようになっています。
この運河沿いで一番の見どころは、旧教会とその周辺。この辺りには、プリンセンホフミュージアムをはじめ、ファサードの美しい建物や有名なカフェStads-koffyhuisなどが集まっています。教会、運河、石造りの建物、そして石畳の道という、絵に描いたようなヨーロッパの町並みを堪能できる場所なので、旧教会の観光前後にぜひゆっくり歩いてみてください。
また、オウデ・デルフトにかかる橋は定番のフォトスポット。橋の上からは、ちょっぴり傾くかわいらしい旧教会と運河を一緒に写すことができ、デルフトの魅力が詰まったとっておきの一枚が残せます。

旧教会(Oude Kerk)
住所
HH Geestkerkhof 25, 2611 HP Delft

■絶対に外せない町の中心部!マルクト広場とその周辺

次に紹介するのは、デルフト観光では絶対に外せない「マルクト広場(Markt)」。
装飾の美しい市庁舎、オランダ王家の墓や高さ108.75mの鐘塔を持つ新教会、国際法の父グロチウスの像にフェルメールセンターなど......観光名所が特に集中しており、このエリアはいつも観光客でにぎわっています。

また、市民の憩いの場でもあるマルクト広場は、正真正銘、町の中心地。毎週木曜には市場が立ち、時にはイベント会場にもなります。市民も観光客も分け隔てなく楽しく過ごすことができるところが、この広場の最大の魅力です。
さらに、ここでぜひ楽しんでいただきたいのが、新教会のカリヨンの音色。マルクト広場の美しい景色は、眺めるだけではなく、「耳」でも楽しむことができるんです。
カリヨンは、毎週火・木・土曜の11時、もしくは金曜の19時から聴くことができます。広場のカフェやレストランで休憩しながらカリヨンの演奏に耳を傾けてみてください。普通の鐘の音も十分すてきですが、カリヨンの奏でる旋律は、きっとデルフトの思い出をより一層忘れがたいものにしてくれるはずです。

マルクト広場(Markt)
住所
Markt, 2611 GP Delft

■東門までオーストシンゲル沿いをゆったりお散歩

最後に紹介するのは、オーストシンゲル(Oostsingel)の遊歩道と「東門(Oostpoort)」。
オーストシンゲルは、旧市街の外側を流れる運河沿いにある道で、定番ルートからはやや外れます。
旧市街観光での難点をひとつだけ挙げるとすれば、道の狭さ。昔ながらの狭い道を車や自転車が行き交うため、落ち着いて歩けない場所がところどころあります。

一方、オーストシンゲル沿いは道も広めで、落ち着いて散策を楽しむことができるルートです。そばを流れる大きな運河では、競技ボートの練習風景や跳ね橋が上がる場面に遭遇できたりと、旧市街の中ではなかなかお目にかかれないオランダらしい光景を楽しむことができます。
そうした景色を楽しみながら進んでいくと、有名な「東門」が見えてきます。ここまで来たら、東門の向かい側辺りで一度立ち止まってみてください。この辺りには、東門・新教会・旧教会をすべて一直線上に見ることができる位置があるんです。一度に3つも見られるなんて、少し得した気分になりませんか? 離れた場所から見る町のシンボルは、近くで見るのとはまた違った趣があり、印象的です。
この遊歩道には休憩にちょうどいいベンチもいくつかあります。定番とはひと味違う景色に興味のある方は、コーヒーをお供に足を延ばしてみてください。

東門(Oostpoort)
住所
Oostpoort 1, 2611 RZ Delft

デルフトはこぢんまりとした町ですが、『地球の歩き方』をはじめ、ガイドブックでほぼ必ず紹介される人気観光地です。デルフト焼やフェルメール、オランダ王家との繋がりといった歴史的、文化的な見どころはもちろんのこと、それ以外の魅力にもたくさんあふれています。ガイドブックでは日帰り観光をおすすめしていることが多いですが、実際に訪れてみると半日だけでは物足りないと感じるかもしれません。
そんなデルフトの魅力やオランダの情報をこれからどんどん発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

筆者

東京特派員

あお

東京らしい話題の場所からささやかな日常の風景まで、在住者目線で東京の姿をお届けしていきます。

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