グジャラートターリー Gujarat thali

公開日 : 2007年07月19日
最終更新 :
筆者 : 冬野 花

インド大陸の一番西側にあるサウラーシュトラ半島および周辺、それがグジャラート州。

世界的に有名なところでいえば、ます、あのマハトマ・ガンディー(日本では「ガンジー」と言いますが、実際は「ガンディー(Gandhi)」と発音し、「ジー」では通じません)がグジャラート州出身です。その影響でインド唯一の禁酒州でもあります。また、2001年にカッチ地方で大地震があり、大きな被害が出たことでも有名。

グジャラート州には見所もたくさんあり、観光するのにもうってつけの州ですが、なんといってもその魅力のひとつがグジャラート料理です。

インドの食事と一言で言っても、日本の10倍の国土を持つ国ですので、地域により多種多様。ある場所では魚を多く食べますし、ある場所ではヤギの脳みそ料理もある程。共通しているのは、マサラをふんだんに使ったグレイビー状のものが多い、という点ぐらいでしょうか。

さて、グジャラート料理ですが、よく言われる事は「甘い」です。え?カレーが甘い!?と思うかもしれませんが、インド全体の各種カレーから比べると確かに、甘みが強いんです。

といっても、デザートのように甘いわけではありませんよ。甘すっぱいとか、甘辛いとか、そんな味付けが多いんです。また、実際に言葉どおり「甘いもの」=つまり、デザート類にカテゴライズしてもいいようなものも多いのです。

ところで、「ターリー(Thali)」という言葉は日本でもインド料理屋で耳にする事があるかもしれませんが、意味は「定食」というような意味です。インドでは、どの店にもたいていは、ターリーがあるものです。

そしてグジャラートターリーなのですが、これがとっても魅力的で一度食べたら病みつきになります。

まず、料理の種類が普通のターリーに比べて圧倒的に多い!10種類ほどの小さい器に、次から次へといろいろな野菜、豆のカレーが注がれ、真ん中には3〜4種類のチャトニー(舐めもの)、数種類のロティ類(インドでいうパン)、サラダ、そして数種類のデザート類。飲み物までがつきます。

そしてそれが全て、食べ放題!

自分で言ってお替りをするのではなく、取っ手付きの入れ物にお替り用の料理を入れたものを持ち歩くウェイターが、次から次へとめまぐるしいまでにやってきて、皿が空になるや否や、即注ぎ足しにやってきます。もう、食べている方としては大忙し。どれを断って、どれをもっと食べたいか、即判断しないと全て注がれてしまいます(笑)。

あっという間にお腹がいっぱいになり、見渡すといつも思うのは「インド人に比べて半分の量も食べてないよなぁ・・・私」ですが、それでも大満足。

なんといっても、私はグジャラート料理のあの甘味寄りの味が大好きです。

さて、ではグジャラート料理はどこで食べられるの?グジャラート州へ行かなければダメなの?なんですが・・・、ここで朗報です!

実はたった数ヶ月前までは、デリーでちゃんとしたグジャラート料理を食べれる店はたった一軒しかないと言われていました。しかもそれは、旅行者が集まるエリアよりちょっと外れた、分かりにくい場所だったんです。

ところがようやく、デリーにもやって来ました。グジャラート料理がおいしいチェーン店「ラージダーニ(Rajdhani)」が!

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この店は、もともとはムンバイに本店がある店ですが、インド全土及び海外にも店を増やしている店で、2005年には、「Times Food Award for the Best Gujarati Restaurant 2005」も受賞しています。

デリーに滞在するのならぜひ一度、お勧めしますよ!

場所:--------------------

P-Block.Opp.PVR Rivoli,Connaught Place,New Delhi-110001

安宿の集まるパ−ハルガンジ(メインバザール)からもすぐ近くのコンノートプレースにあります。PVRRivoli(ピーヴィーアール リヴォリ)」というのは映画館の名で、道路を挟んでその映画館の向かいにあるので、誰かに聞けばすぐにわかると思います。

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※ちなみに同時期にデリー郊外の、グルガオンとノイダにも開店しました。

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