インド占星術

公開日 : 2008年03月01日
最終更新 :
筆者 : 冬野 花

インド人というのは、ホロスコープを非常に重要視しています。

まず、生まれるとすぐに、生まれた場所と時間(何時何分まで)から、非常に細かくホロスコープの結果を割り出します。

生まれた瞬間に、どの星がどの位置にあって、どの星がどこにあったので・・という具合に、驚くほど細かいデータと表が出されます。

そして専門家でなければわからないような、インドの古来よりの専門用語であらゆることが割り出されます。

その中は、

・特に信望するべき神様(例えばヒンドゥー教には非常にたくさんの神様がいます)、

・特に身に着けるべき石、

・気をつける時間帯、月日、

・結婚すべき相手の生まれた時の星の位置、正座

・名前の最初にくるべきアルファベット、

・唱えるべきマントラ

ひいては、例えば

・2008年度は魚を食べないように

・この子は腰周りが大きい体型で、お腹の病気に気をつけるべき

・よい男の子に恵まれる

・海外に縁が深い

・ヒフは乾燥しやすい

などといった「生まれた場所と時間だけで、どうやって割り出るの!?」といった事柄までが出されるようです。

しかも、非常に綿密な計算とデータのもとに割り出す、科学的もほどがあるほど科学的な、まったきの大真面目なものとして、です。

インド人は、ホロスコープで結婚相手を決めると言っても過言ではありません。

私たちは「運命は自分で切り開くもの」と叩き込まれて育った気がしますが、インド人はどちらかというと「ホロスコープで大筋は出ているのだから、それに従っていれば、無駄な努力や、無駄な回り道は避けられる。経験の浅い頭で間違いを犯すよりも、星の位置でわかっているデータをもとに効率よく生きるべきだ」という考えなのです。

インド哲学は非常に論理的で、インド人の頭脳は左脳が優勢でコンピュータの回路に近いといわれますが、

インド占星術も、迷信などではない証拠に、すべてコンピュータ化ができるものです。

最近では、インド占星術のすべてをプログラミングしたソフトを使って、ホロスコープを細かく割り出すサービスがあり、わたしもやってもらいました。

最初の半分は、専門用語や図表などで、よくわからないのですが、出た結果をもとにしますと・・

・どうやら私の名前は本当は「Y]で始めるべきだった

・私の石はサンゴ

・2009年はずいぶんよい年らしい

・お腹の病気に気をつけたほうがよい

・背が高い

・特に信望すべき神様はハヌマーン

・120万回、マハムリトゥンジャヤマントラを唱えるべし

などなど。

ほかにもいろいろ書いてありました。

・結婚はしないだろう、

・寿命は短いだろう、なんてことは書いてなかったのでホっとしました。

なかなか面白いですよ。

※インド占星術というのは、主にヒンドゥー教徒の使っているものです。インド人でも、イスラム教徒の方々はまた違った占星術などを持っていると思われます。

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