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インド/デリー特派員ブログ 旧特派員 冬野 花

インド・デリー特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2008年7月28日

インドの映画館 〜富裕層のシネコン


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インドの映画館 〜富裕層のシネコン

前回は、インドの従来の庶民派映画館について書きましたが、今日は、最近インドでもそこら中にお目見えしているシネコンについて。

少なくともデリーには2つの系列のシネコンがあります。ひとつは、インドにおけるシネコンの先駆けとなったPVRシネマ、もうひとつは、サッティアムです。

従来の庶民派映画館と同じ国の映画館とは思えないほど、中はピカピカで清潔。大型ショッピングモールなどに組み込まれている場合が多いです。

値段も、普通の席で150ルピー(420円)しますし、休日になると更に値段が上がります。150ルピーと言ったら、従来の映画館の一番安い席の7倍以上。よって、シネコンは必然的に新中産階級から富裕層限定の映画館のようなものです。

貧富の差が激しく、社会の中に階級制度がバッチリ機能しているインドを象徴していますね。例えば、電車の席なども、インドでは最大9段階の値段の違いがあります。その人の財力によって、それぞれがまるで違った暮らしを営んでいるのが、インドなのです。

さらに言うと、インドのシネコンには「プレミアムシート」なるものが存在し、その値段はなんと500ルピー!(1300円)。インドの物価から考えると、目の飛び出るような値段です。そのプレミアムシートは、巨大なリクライニングシートで、マハラジャのような気分で映画を見ることができるのだとか・・(私も、座った事はありません)。

また、シネコンで売っているポップコーンも、インドの庶民の感覚からすると、驚くような値段です。ひとつ200円以上しますから、庶民派の食堂などで出されるターリー(定食)の4〜5倍の値段ということになります。

インターネットで座席を予約することもできるし、もちろんクレジットカードも使えるし、日本のシネコンとなんら変わることはありません。クーラーも効いていて、清潔でいたって快適。

でも、セクシーな女優が出たからといって、口笛を吹く人もいませんし、観客が一体となって映画に没頭するような雰囲気はありません。

貧しいインド人がシネコンに行くことはあまりありませんし、富裕層のインド人がいまさら薄汚く暑い、古い映画館に行くこともありませんが、外国人や旅行者ならば、その立場をうまく利用して、どちらも楽しむのがお勧め。

昔ながらの映画館を楽しむときもあれば、涼みがてらにきれいなシネコンに行くこともある。そのギャップはなかなか楽しいものです。

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カテゴリー 文化・芸術・美術
2008年7月28日
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    • 特派員プロフィール
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      デリー特派員
      冬野 花
      2004年夏より単身ニューデリー在住。ヒンディー語をしゃべって暮らしながらライターとして活動する日々。簡単なアテンド業務を引き受ける事も。立ちはだかる強化ガラス並の文化ギャップにもめげそうになりながらも、なぜか離れがたきインドを満喫中。
      ブログ→「心の暴風警報」

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