舌磨き
インド人は歯を磨く時、ついでに舌も磨きます。
街中は吐き気を催す程汚く、公共衛生となると幼稚園生以下のひどいモラルしかないインド人ですが、自分の体だけはやたら清潔に保つのです。ひとたび痰が出れば、街が汚れるのはおかまいなし、クッカーッ!ペッ!と吐き出しまくって環境を汚しまくっても自らは清潔に保つことに非常に気を使います。
「インド人は不潔」「インド人は清潔」。どちらも、正解なのです。そのため、インドの事をあまり知らない人にインドについて話をしていてもうまく話が伝わらない事が多いですよ。「不潔」のイメージのほうが、日本では強いようですが、自らの体に関しては、インド人のほうがたぶん清潔です。
さて、舌磨きですが、これは舌ゴケをとるのが目的。インド人は歯磨きも丹念で、みな歯が真っ白ですが、舌ゴケをとるのも特別な事ではなく、日課です。
単なるヒモで舌ゴケをこそぐ人もいれば、専用の舌磨き器具(といっても、単にスチールが弧を描いているだけの簡単なもの)もありますが、そのまま歯ブラシで舌をこすってしまう人も多いです。
自分で一度でもやってみると、舌ゴケというものがいかに舌についているかが分かって、今までそれを
とらずにいた事が信じがたい気持ちになるものですよ。
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