新型インフルエンザ

公開日 : 2009年12月10日
最終更新 :
筆者 : Kyoko

新型インフルエンザについて、在インド日本大使館からのお知らせが入りました。

最近は、デリーを含む北インドでの患者数が増加しているようです。

患者を受け入れているデリー市内の3つの病院の情報も記載されていますので、

ご参考になさってください。

********** お知らせ (長文のため、一部省略) **********

インドにおける新型インフルエンザ発生状況

1.11月29日付インド保健省のプレスリリースによれば、11月29日までの

インフルエンザA(H1N1)(いわゆる新型インフルエンザ)の確定患者数は

インド全体では18,007名、死者は573名となっています。

確定患者数の多い州は次の通りです。

           累積確定患者数  死亡者数

デリー          4,514    22

マハラシュートラ州    3,973   223

タミル・ナドゥ州     1,849     7

カルナタカ州       1,632   120

ケララ州         1,307    26

ハリヤナ州        1,290     8

ラジャスタン州        994    42

アンドラ・プラデシュ州    773    50

確定患者数は確定検査が行われて陽性となった患者の数ですが、確定検査が

行われていない患者数もかなりいると思われ、実際の患者数は保健省の発表した

数よりもかなり多いと推測されます。

2.このところの傾向としては、デリーなど北インドでの患者数の増加です。

1ヶ月ほど前まではデリーよりマハラシュートラ州の方が累積確定患者数が

多かったのですが、今はデリーが最も多くなっています。また、ラジャスタン州の

患者数も増えてきています。

インドにおけるインフルエンザの流行シーズンは、北インドでは冬とモンスーン期、

その他の地方ではモンスーン期です。デリーなどの北インドでは今後さらに患者数が

増える可能性がありますので、十分注意してください。

3.インドでは、抗インフルエンザウイルス薬であるOseltamivir(タミフルなど)は

現在も政府により管理されており、指定病院以外の病院には薬がありません。

指定病院は主に国立病院ですが、州によっては私立病院が指定されているところも

あります。

4.デリーの指定病院はほとんどが国立病院ですが、10月に4つの私立病院が

指定病院となりました。しかし実際に患者の受け入れが始まっているのは次の

三つの病院です。

IndraprasthaApolloHospital:SaritaVihar,Delhi-MathuraRoad

MoolchandMedcity    :LajpatNagar

SirGangaRamHospital  :RajinderNagar

診療時間はいずれも午前9時〜午後5時30分(日曜、NationalHolidayを除く)で、

指針型インフルエンザ患者専用のH1N1(Screening)Centerでの診察となります。

診療時間外で診察を希望する場合は救急外来(RE)に行き、その旨申し出て

ください。診察料は通常の外来診察料よりも高くなっています。これらの病院では

必要と判断されれば抗インフルエンザウイルス薬を処方してくれます。

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