デリーの住宅事情

公開日 : 2010年03月26日
最終更新 :
筆者 : Kyoko

デリーでは、住宅用の建造物は「3階建て」あるいは

「4階建て」というのが一般的です。それ以上の高層住宅は、

規則により建てることができないそうです。

日本と異なるのは、まず階の呼び方。

日本で言う1階は Ground Floor 、日本で言う2階は First Floor 、

日本で言う3階は Second Floor 、日本で言う4階は最上階に

当たることが多いため Top Floor と呼ばれます。

もう一つ、日本と異なるのがフロアによってのお値段。

日本では見晴らしの良い最上階が低層階よりも

高いお値段がつくのが一般的だと思います。

しかし、デリーでは日本と反対で、低層階より

高層階の方がお値段がリーズナブルになるケースが多いのです。

その理由の一つは、「暑いから」。

夏の期間が長いデリーでは、建物の屋根の熱気が影響する

最上階は、あまり好まれないのです。

そのため、デリーでは1階あるいは1〜2階に大家さんが住み、

その上の階を貸し出す形態が一般的です。

デリーのベッドタウンであるハリヤナ州の Gurgaon は、

デリーと違い高層マンションが多く立ち並ぶ地区ですが、

分譲マンションの価格帯が、高層階よりも低層階の方が

10%ほどお値段が上がるケースもあると聞きます。

さて、写真は物件探し中に撮影した1枚。

delhi-kyoko-044.jpg

リフォームしたばかりのお部屋で、家具も新品。

いいなぁ、と思って、大家さんとの交渉を開始したところ、

交渉の最終段階になってボツになりました。

その理由は、大家さんの突然のこの言葉。

「あなた達、2人で暮らすんだから、1部屋少なくてもいいでしょ。

2つあるうちの片方のベッドルームを閉め切ったままで使わない、

という条件でいい?」

もちろん私達は驚き「否!」と返事をしたのですが、

強気の大家さんは「じゃあ値段を上げる」とおっしゃり、

交渉は決裂したのでした。

日本では考えられないような大家さんの発言に、

最初は驚き、次に怒りましたが、今となっては笑いあるのみ。

住まい選びに際しても、想像を超えるハプニングがある国なのです。

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