毎朝登場 レレレのおじさん
朝8時台から、外で「シューッ、シューッ」という音がします。
ほうきを持ったおじさんが、道路を掃除しているのです。
デリーでは自治体でこのような掃除人を雇い、道路清掃をしています。
毎朝履き掃除をしているのだから、さぞかし路上は綺麗なことだろう、
とお思いになるでしょう？ でも、そうならないのがデリー。
レレレのおじさんの仕事は、ゴミや落ち葉を道路の端っこに集めること。
上の写真で説明すると、写真の右下付近に小さなゴミの山を作るところ
までが、おじさんの仕事なのです。
ゴミは、ゴミ集め担当の人が来るまで、放置。
風は吹くし、車が通過するし、人も通るし、ときどき牛も通る。
その上、うろうろしている野良犬はゴミを物色するのが大好き。
そんなわけで、ゴミ集め担当者が来るのが遅ければ遅いほど、
ほうきで集めたゴミは、どんどん路上に舞い戻っていくのです。
デリーほど沢山のレレレのおじさんや、レレレのおばさんが
いる街はないと思うのですが、一向に道路は綺麗にならず。。
彼らの仕事が報われる日は来るのだろうか・・・と
毎朝せつなくなります。
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