コモンウェルス・ゲーム開催に伴う注意 日本外務省より

公開日 : 2010年09月27日
最終更新 :
筆者 : Kyoko

来月10月3日から14日までの間、デリーではコモンウェルス・ゲーム

(英連邦競技大会)が開催される予定です。

デリー市内のあちらこちらで行われている工事は、ほとんどの場合、

その準備のための工事なのですが、大会開催が来週に迫った今も

まだ工事が完了せず、見ている私がはらはらするほど。

さて、国際大会の開催を目前に控えた9月19日に、オールド・デリーで

銃撃事件が起きたこともあり、9月21日付で日本外務省から注意喚起が

出ました。大まかな内容は、以下の通りです。

*****

首都デリーにおいて、10月3日から14日までコモンウェルス・ゲーム

(英連邦競技大会)が開催される予定だが、以下のような報道があり、

外国人も含め多数の人が集まるこのような大きなイベントもテロの標的と

なる可能性があるため、十分な注意が必要。

9月19日午前、オールド・デリーにあるイスラム教ジャマ・マスジット・

モスクの前で外国人観光客2名がバイクに乗った2人組に銃撃され重傷を

負った事件が発生。また、その2時間半後には同モスク付近の駐車場に

おいて低強度の爆発があった旨報道されている。他方、銃撃事件の

2時間後に現地報道機関に対し、イスラム過激派インディアン・ムジャヒディン

(2008年にデリーを始め各地の都市でテロを引き起こしたとされる組織)を

名乗る犯行声明文がEメールで送り付けられている旨の報道がある。

(同メールではコモンウェルス・ゲーム開催も理由の一つとなっており、

現地警察当局は、現時点で銃撃事件がテロであることも含め同メールとの

関連も不明であるとしている。)

上記2の事件を受け、同日、在インド米国大使館は、米国民に対し、

デリーでは警戒を怠らず控えめな態度を保つよう渡航勧告を発出した。

また、20日、オーストラリア外務省は、デリーで開催されるコモンウェルス・

ゲーム開催中に過激派の攻撃が行われる危険性が高いと警告した。

なお、7月23日付の現地紙では、パンジャーブ州警察がパキスタン系

シーク過激派がコモンウェルス・ゲーム開催前にデリーで爆弾テロを

実施しようとしている旨の注意喚起を発しており、このため、既に

15kgの軍用火薬がインド国内に持ち込まれていると報じている。

さらに、7月9日付の当地紙において、バングラデシュに拠点を持つ

イスラム過激派「ハルカトゥル・ジハード・イスラミ」(Huji)等の

工作員31名がテロ実行を目的としてバングラデシュとの国境から

インドに潜入する可能性があるとして、インドの諜報機関がテロ対策

特殊部隊や治安機関に注意喚起を発している旨報じられている。

ついては、インドに渡航・滞在される方におかれては、上記の内容及び

現在発出されている「渡航情報」に十分留意し、旅程等を慎重に検討の上、

テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう最新の治安情報入手

に努め、特に多くの人が集まる公共の場所(コモンウェルス・ゲーム開催

競技場も含む)、ホテルやレストラン、鉄道駅、バス停及び宗教施設等では

周囲の状況に注意を払う等の安全対策を取ることを心掛けてください。

*****

下の写真に写っているトラは、大会マスコットです。

安全に安心して楽しめる大会になりますように・・・

delhi-kyoko-090.jpg

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。