Lohri でした。1月13日
停電やら突然のペンキ塗りやらで、しばらくパソコンから遠ざかっておりましたが、
先週の1月13日は、Lohri (ローリー)という北インドのお祭りの日でした。
ローリーとは、北インドの穀倉地帯に伝わる五穀豊穣を祈るお祭り。
私達の住む地域は、南デリーの中でもパンジャーブ地方出身者が多い地域のため、
今でも火の神アグニに捧げるこのお祭りの簡易版を近所で見ることができます。
こちらの写真は、昨年2010年に撮影したもの。
太鼓の音が聞こえてきた、と思ったら、お隣さんのお宅の玄関先に焚火がたかれ、
ご家族の皆さんがその周りを囲んで儀式を始めていました。
玄関先と言っても、そこは一般道。車も通るし、人も通ります。
が、そんなことは一切気にせず、しっかりと自分達の空間にしてしまうのは、さすが。
10月に小麦の種をまき、3月から4月の実り豊かな収穫期を迎えるまでの間に訪れる冬。
寒い時には5℃を下回るほどの冷え込みに見舞われる北インドでは、冬の一番寒い日の
日没後、畑や家の前に家族が集い、焚火をたいて火の神に豊穣を願うべくお供え物をし、
祈りと歌と踊りをささげたそうです。
ローリーは地球が太陽から最も遠い位置にある日だそうで、翌日からは地球が太陽に
少しずつ近づくため、こちらの人は「ローリーが過ぎたら寒さが和らぐ」と言います。
実際に、先週は最高気温が14℃という日もあり非常に寒くて冷え冷えしていましたが、
ローリーを過ぎた今週は、最高気温は平均して18℃。
朝晩の冷え込みはまだ続いていますが、デリーの春はもうすぐそこまで来ています。
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