マダムはパンジャービー・スーツが良く似合う
インドの他の都市に比べると女性の服装が保守的と言われるデリーではインド服を着る女性が多いのですが、
大家さん曰く「私の娘世代は、サリーを自分で着付けることが出来ない女性が多い」とのこと。
大家さんのお嬢さんは40代後半と思われますが、確かに街中で見かけるアラフォーマダムは
サリーではなくパンジャービー・スーツを着ていることが多いです。
こちらのマダム達も皆さんパンジャービー・スーツです。
もっとも典型的なパンジャービー・スーツは、写真のスカイブルーの服の女性のスタイルです。
腰から下にスリットの入ったワンピース状のシャツ(カミーズ)に、
腰回り、脚周りもゆったりとして、裾を絞った形のズボン(サルワール)、
そしてロングスカーフ(ドゥパタ)の3点セット。サルワール・カミーズとも呼ばれます。
ズボンの形が、腰回りがゆったりしていて、膝下がレギンスのようにぴったりとフィットし、
足首の周りに多めのしわを寄せるタイプのものを、チューリーダールと言います。
アラフォー以下の世代にとってはこちらが主流のようです。
チューリーダールのチューリーとは腕輪のこと。
裾のしわが重ねづけした腕輪のように見えることから付いた名前だそうです。
写真のスカイブルーの女性の左隣にいる女性の白いズボンがチューリーダールです。
写真の右側に写っている女性2人のズボンは、裾がレースになっています。
去年まではあまり見掛けなかったように思うので、新しいタイプのズボンかもしれません。
ズボンだけでなくカミーズの裾もレースになっていて、素敵です。
私の周りの20代、30代のインド人女性達は「サリーは着るのも面倒くさいし、動きにくい!」と
はっきり言います。彼女たちの普段着は洋装かパンジャービー・スーツ。
ハレの日にサリーを着る時は着付けてもらうのだそうですが、それも手間がかかるので、
パンジャービー・スーツを着ることが増えているようです。
デリーの女性達のファッションは、カラフルでオリジナリティに溢れています。
デリー観光中にはぜひ街行く人々のファッションもお楽しみください。
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