日印国交樹立60周年「江戸木目込み人形展」

公開日 : 2012年04月04日
最終更新 :

昨年12月に野田総理大臣がインドを訪問されたことは、読者の皆さまもご存じのことでしょう。

外務省の発表によると、野田総理大臣とシン首相は「国交を樹立して今年は60周年を迎える年」を記念してインド戦略的グローバル・パートナーシップの強化に向けて、お互いに署名されたそうです。簡単に言うと、日印間で深い相互理解と人的交流しましょうと確認しあったのですね。

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その文化交流の一環として「江戸木目込み人形展」がデリーで開催されました。幸纓会(さちえいかい)のメンバー38名が、2年の歳月をかけて小道具に始まってネズミの花嫁などを含めた100点以上の作品を創作しました。

すべて手作りで、ネズミの着ている着物も会員の親御さんが実際に着ていた着物の生地を使っています。

大きな展示場には日本古くから伝わっている雀のお宿、ネズミの花嫁の昔話以外にも夏祭りをテーマにしたもの、そして色鮮やかな立派な羽子板もあり、地元インドの人たちの目を楽しませてくれました。

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特に着付けコーナーではサリー姿のお母さんが大喜びで着物を着せてもらって得意げにポーズ。お父さんも紋つきに袴姿で息子さんが写真を撮っているシーンもあり、ほのぼのとした気持ちにさせられました。

また、手先が器用なインドの姉妹が折り紙コーナーに挑戦。初めから難しいと言われている鶴をきれいに折っていて教えていた人が驚いていました。

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「童(わらべ)」ばかりをテーマとして描いている日本画家の伊藤さんとも知り合いになりました。サイン入りの彼女の心が和む素敵な絵ハガキをいただきました。ニューヨークをはじめイタリア、ドイツでも活躍をしています。

とても品のある、ご自分で作って行った絵の具を使っての作品は、こどもである「童(わらべ)」が主役。春には地元の横浜でも個展があるとか、世界を股にかけて多忙な人とずいぶんお話が出来て嬉しい出会いを持つ事ができました。

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今年は和のイベントが特に目白おしということで楽しみです。

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