獣医が処方箋を出すのは人間の薬?

公開日 : 2012年04月25日
最終更新 :

いや〜驚きがいっぱいのインドです。

最近、愛犬が獣医にひんぱんにかかるほどの大病をしてしまいました。あんまり元気がなくなって、熱も高く、食欲も減退し大好きな散歩にも興味を示さなくなったのでおかしいと思った私は、即獣医に連れて行ったのです。

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結果は何と、マダニが体内に入っているというではありませんか?

普段から気をつけてマダニ予防の首輪もしていたのに?

もしかしたらインドのマダニって日本とは違って強いの?

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朝から点滴を打ち、血液検査もして。夕方も医者に診てもらうという悲しい日々が続いていたわけです。

点滴はまだしも処方箋を書いていただいたはずですが、人間用の薬が処方されていたのです。オーストリアでも具合が悪くなった時、自己判断で人間の薬をあげようかと相談しましたら、絶対に犬と人間を一緒にしてはいけないと怒られてしまいました。

そういう経験があるから半信半疑でした。

ところが、この国ではまだ犬猫のクリニックも欧米に比べて進んでいないので、犬用の薬を出したくても特許がおりていないということだったのです。

ちょっと驚きながらも人間の薬をえさに混ぜて与えていたら、とうとう今では薬は必要ないくらいに回復しました。

もちろん、2週間おきの血液検査は欠かしませんでしたが、血小板の値があがったり下がったりするたびに喜んだり、悲しんだり大変な3ヶ月間が終わりすっかり回復していました。

体内にマダニが寄生すると臓器もむしばんでいき、最後は死に至る事があるという事ですから油断は出来ません。

愛犬のインディはすっかり獣医が怖くなって待合室のいすの下でプルプルと震えています。

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必死に人に聴いて血液を増やすのにいい食材を研究して、インドにある「チャナ」という大粒の豆を一晩水につけてゆでて、他にも人参、ブロッコリー、ゴーヤに瓜も入れてミキサーにかけてドロドロにしました。トマトや赤かぶを入れた事もありました。納豆や胡麻もマスト食材となり、私たち人間が食べるよりもお犬様のメニュー定番となってしました。

その甲斐もあり、すっかり完治してくれたインディ。今日も元気でスイミングに参加しています。

えっ?治りが早かったのは人間用の強力な薬のおかげですって?

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