記念日は寿司パーティー!
普段は毎日のようにインド料理を食べている富裕層、ミドル階級の方々を中心に、和食、とくに寿司ブームとなっています。
首都ニューデリーはお金さえあれば、毎日築地から新鮮な魚を仕入れている超高級ホテルの中にある日本食レストランで刺身の盛りつけに、寿司を堪能することも簡単にできる時代になりました。
2年前には主要都市、デリー、ムンバイ、バンガロールを合わせても10件未満という寂しさでした。ビジネス界の注目を浴びるインド。毎月2−3もの日本企業の進出に伴い、最近ではインド人をビジネス接待のため和食レストランへ連れて行く企業も増えています。
どうして急にインド人の間で日本食ブームになったのでしょうか?
火付け役は、スター的存在である日本のシェフ松久信幸氏でしょう。彼はロンドンから26名のスタッフとともに日本料理をつくるための器具を持って5日間デモンストレーションを行ったのです。一人当たり5万円から10万円に及ぶ会費でしたが会場は超満員。その大成功ぶりは富裕層向けの雑誌に、新聞に報道されました。
インドは日本の国土の9倍もあり、ムンバイはアラビア海に囲まれた、シーフードがおいしい所です。生の魚に抵抗を持つこともなく、目新しいことが大好きな彼らは本来辛い物が大好きですから、「わさび味」にすぐ慣れてしまいました。
それ以来、ミドル階級にも寿司の人気が広まり、今ではちょっと大きな食料品店で寿司のテイクアウトができるまでにもなりました。
私のインド人である友人も日本酒や焼酎の置いてあるレストランをよく知っていて、記念日には大家族で箸を器用に使い和食を堪能しているとか。
この日本食ブーム、止まる事がなく続きそうです!
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