ニューデリーの高齢者の家を訪ねて③

公開日 : 2013年01月09日
最終更新 :
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 そうそう入居者の中にインドの有名紙である「The Times of India」の元記者が入居していました。奥様と二人で,3ヶ月前からの入居だそうです。インドの人には珍しく、インド服ではなくジーンズ姿でした。

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 昨年亡くなったサイババのサイン入りポスターが壁に貼られてあり、そこで毎日長い祈りを捧げているのだと語っていました。祭壇はベッドのすぐわきにあるけれども、神聖なるコーナーなので靴を脱いでくださいねと頼まれました。ネオンの仕掛けになっていて、夜はクリスマスツリーみたいにピカピカするのだそうです。

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 子どもたち家族は海外なので、別居をしているのですが二人だから寂しくはないし、入居者とも仲良くなり、本もたくさんあって退屈はしないんですよ。と語ってくれました。

 他にも一人で入居しているおばあさんがいました。部屋の中では簡単に料理が出来るようにトースターから、電子レンジまで置いてありました。夏は厳しいデリーですが、全室エアコン付きのデラックスルーム。階段の踊り場ではテラスがあり、観葉植物がたくさん置かれています。

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 玄関には車いすの設備もあるし、看護人こそは館内にいませんが、病院の検診には付添人が同行するし、いつでも24時間病院と連絡が出来るようになっているので安心だということです。日本と違って湯船の中で入浴はしないので、沐浴用のバケツと手桶やシャワーが着いているため快適かもしれません。

 ランチもおいしいので食べて行きませんか?との呼びかけでしたがご丁寧に辞退して次の目的地へ移動しました。

 ボリウッド映画の大ファンというまだお若そうなシニアのおばあちゃんは、急な来客でビックリしたものの、すぐに私のために自分のプージャコーナーへ連れて行ってくれてお祈りをしてくれました。果物もくださって、私の額に赤い粉でティカをつけてくれました。そして何時でもいいから又絶対に来てくださいねーと何度も握手をしてくれました。まだとてもお若そうなのにどんな事情で入居しているか不思議ではありましたが、スタッフの人ともとても仲がよく人気者のおばあちゃんです。

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