スラムツアー2

公開日 : 2013年03月25日
最終更新 :
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 砂漠地方で有名なラージャスターンから来ているガイドさんは、自分の息子さんと一緒にラージャスターン州独特の人形劇を披露してくれました。

しかもそこはガイドさんの家。不思議な人です。何回も大阪、九州を回って少し日本語も話せるのです。だから人形劇も日本語で演じました。

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 結構ハンサムな息子さんはパリッとした真っ白いクルタパジャマの上下を着てハルモニウムというオルガンとアコーディオンの中間に位置するのかな?という不思議な楽器を受け持ちました。

アコーディオンみたいなのですが、床の上に置いて弾くという楽器です。音がとてもまろやかで元々はエオーロッパから入ったにも係らず、すっかりインド印学の定番としている楽器です。他にも太鼓を叩く人も急に登場して驚きました。

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 息のあった演奏で楽しく見ることが出来ました。子どもたちはみんなが集まり、きっと何十回と知っている劇なんでしょうね?曲に合わせて踊りだす子や、胸をポカポカと叩いてリズムを取る子どもたちもいて楽しいのです。これが!

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 スラム街の中には細い路地があり、そこでも食べ物や歯磨きのチューブなども売っていました。さすがにお酒を売る所はなかったとはいえ、ここでの生活の必需品は揃っていました。

 とはいえ、主食は殆どチャパティだそうです。どの家庭に行ってもみんな必死にチャパティを手慣れた感じで作っていましたから。全粒粉を水と混ぜてこねて作るチャパティはこれだけでも栄養があるのでしょうね?

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 彼らはこの生活しか知らないので、悲惨であるとか、モノに対しての執着心など全くないように思えます。スラム街ツアーのあとは、私自身、珍しく放心状態で何日もぼーっとしていしまい、何とか一日も早く学校が出来たらいいなあとか、みんなに薬が公平に行き渡ってくれたらいいんだけどなあと考える自分がいました。

 せめて、この場をお借りしてスラム街ツアーを宣伝することくらいしか出来ないのですが、ぜひ高級ショッピングモールも5つ星ホテルもいいけれど、一人一人の参加費用がそのまま救えることになる「スラム街ツアー」をお勧めします。

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DATA

Slum walks in Delhi

E-mail pete@socialworker.net (ここで予約可能)

Mobil 981105601

Web www.peteindia.com

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