病院は憩いの場?!

公開日 : 2013年05月06日
最終更新 :

 一昨年の暮れに車の事故に遭ってからは、この2年間リハビリも兼ねて病院には熱心に通ったなと思います。

大きな総合病院はとても立派で、特に利用している「マックスホスピタル」は建物も明るく、滅入りそうな気分がその建物のカラーだけで半減しそうな(って大げさか?)感じです。

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 いかにも病院、病院っていう雰囲気は苦手の私には行きやすい病院です。そこの地下の食堂にはまた美味しいターリーがあって、エネルギーをもらえそう。安い、早い、うまい!の三拍子が揃っているのです。ピリ辛が苦手な人はチャイニーズもありますが、インド人の好みになっていれば少々辛いのは覚悟かと?

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 病院内のカフェはコーヒーのチェーン店となっている「コーヒーデイ」が入っています。もちろん、軽食やケーキもありいつも満席で座る事が難しいくらい。かといってコーヒーだけを買って待ち合い室には行けないので、結局席が空くのを辛抱強く待つしかないのですが。

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カフェのコーナーにある本はインドの祭り特集であったり、インド政府観光局が出版しているカラー写真の豊富な本が多いので、私にはワクワクの本のコーナー。1回だけ祭り特集の本を買ったら、カフェ兼用の本屋のお兄さんが、また違う日、インドのイベントなどの満載された本を見せてくれて、

「前の本が役にたちました?」

かと聞いて来たのでよく覚えているなと驚きました。毎日たくさんの人が来るのに。

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 病院で渡されるカルテを入れる、やはりグリーンのマップを持っている人も多い気がしますが、もっと奥に行くと気持ちのいい席がたくさんあるのですが、どうもそこではコーヒーを飲みながら友だち同士でおしゃべりをしているらしいのです。外があまり暑くない時期は外にもベンチがあるのでタバコを吸う人はそこでまたおしゃべりに花が咲いています。

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 外は眺めもいいし、デリーは何と言ってもグリーンが多いから、この景色だけでも癒されます。だからこそ病院内のカフェでまったり出来るわけです。何時間いても追い出しを食らう事はないわけだし、エアコンは気持ちよく効いているとなれば、屋台のチャイで吹き出す汗と戦わなくても(体質が違うのかインドの人ってあまり汗をかかないような気がします)こんな設備の整ったカフェ以外、考えられないとでも言うように,顔ぶれが殆ど同じというのも面白い事です。たまたま私の行った日がそうだったのかもしれませんが、みなさんグループ行動がお好きなようでよくおしゃべりをしています。

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「きょう、モヒットの姿が見えないけど来ないのかな?」

「ああ、彼なら具合悪いとかで家で寝ているよ」

なんていう病院内のカフェでの会話が聴こえてきそうです。

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 どんな場所でも自分のお気に入りにして、融合していく姿は逞しくて羨ましいですね。日本人だったら「ねえ、○○病院のカフェで集まらない?」

なんて呼びかけても、えー?どうして病院なの?と怪訝な顔をされるでしょうけど。

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 所変われば品変わるの一例でした。

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