デリーで食べるインド各州の味・ご当地食堂めぐり②~アンドラ・バワン~

公開日 : 2015年03月11日
最終更新 :
筆者 : nok
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「ノー・プッシュ(押さないで!)」「ワン・ミニット(ちょっと待って)」「OK、ユー・ゴー(よし、行っていいよ)」――。押し寄せる客を整理する店員の声が響きます。一瞬、早朝の卸売市場だろうかという錯覚を起こしますが、ここは、デリ-で一番人気との呼び声も高い「アンドラ・プラデーシュ州庁舎の食堂(Andhra Pradesh Bhawan Canteen)。午後2時前のいつもの光景です。

インド南東部アンドラ・プラデーシュ州政府のデリー事務所に併設されているのですが、味・値段・サービスのいずれも満足できるイチオシ食堂です。

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入口そばにあるカウンターで、チケットを購入。基本メニューは、朝・昼・夜それぞれの日替わり定食のみ(朝は60ルピー/約120円、昼・夜は110ルピー/約210円)。これにオプションで、カレー各種(チキン/マトン/魚/エビ)やフライ各種(チキン/マトン/魚)を加えることができます。ミネラルウォーターもここで頼みましょう。

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混みあう店内でも、待ち時間の心配は無用です。掃除、席案内、チケット回収、定食運び、それぞれ専門の店員どうしの連携により、着席から食事開始までほんの30秒ほど。

昼ターリー(定食)は、プーリー(揚げパン)、ごはん、野菜カレー2種類、ダール(豆カレー)、サンバル(豆と野菜のスープ)、ラッサム(酸味の効いたスープ)、カード(ヨーグルト)、スイーツ、ピクルス(漬物)。

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もちろん、カレーもごはんもプーリーも食べ放題。大食い大会さながらの店内。「プーリープーリー」「ライスライスライス」「カリーカリーカリー」と呪文のようにつぶやきながら店内を周り、おかわりを促す店員たち。一方、一心不乱に目の前の定食に挑み、皿の底が見えるや否や、勝ち誇ったように手をあげる客たち。ぼーっと見とれていると、頼んでいないのに継ぎ足されている!などということも。

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ターリーだけでも十分お腹いっぱいになるのですが、「せっかく来たのだから」とつい欲張ってサイドメニューも頼みます。魚介類の有名なアンドラ・プラデーシュ州。魚カレー(写真上・120ルピー/約230円)と魚フライ(写真下・140ルピー/約270円)は、個人的には少しくせがある気がしますが、夫は好きみたいで、毎回食べています。

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私のお気に入りは、王道チキンカレー(写真右・120ルピー/約230円)。肉が柔らかくてまろやかで食べやすいです。ちなみに写真左はエビカレー(写真左・150ルピー/約290円)。付け合わせのライムがよく合いました。

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行くたびに食べすぎて、しばらく動く気をなくしてしまうのは困ってしまいますが、ご当地食堂の中では、デリー随一と言っても大げさではないくらい、おすすめしたい一店です。

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*Andhra Pradesh Bhawan Canteen*

住所:1,Ashoka Road

電話:011-2338-7499,011-2338-7599

営業時間:朝7:30~10:30,昼12:00~15:00、夜19:30~22:00

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