インドのレストランでの税金に注意、意外と高いのです・・・。

公開日 : 2015年04月16日
最終更新 :
筆者 : nok

インドのレストランは、基本的に税抜き表示です。リーズナブルだなと思っても、最後、レシートを見ると、あれこれ加算されていて、合計金額の高さに冷や汗をかくことも多々あります。

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↑注文の総額は1710ルピー(約3260円)ですが、税金など含めて請求額は2272ルピー(約4340円)。

レストランで加算されるものは通常「VAT<value added tax>(州付加価値税)」「SERVICE TAX(サービス税)」「SERVICE CHARGE(サービスチャージ)」の3種類。

VATは、物品の販売に対して各州が課税するものです。州や販売される物の種類によって割合が異なっていて、デリーのレストランの食事では、12.5%。ただし、アルコールに対しては20%課税されます。

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↑多少割高でもこれからの季節、やっぱり飲みたいビール。

SERVICE TAXは、特定のサービスの提供に対して課税されるもので、国が徴税者です。12.36%(教育目的税も含む)と決められています。しかし、レストランの場合、客側は、サービスだけではなく、物の提供に対してもお金を払っているので、その分(60%)減額されて、4.944%が課税される仕組みになっています。

これら2つの税は、店側が、州や政府に対して支払う税金。

一方、3つめののSERVICE CHARGEは、税金ではなくいわゆる「チップ」で、店側の裁量で客側に請求するもの。その割合はさまざまですが、個人的な印象として、10%のケースが多い気がします。

この3つを足し合わせると、食事の総額から2~3割増しに。最後、合計金額の高さを知り、驚くことを避けるためにも、あらかじめ頭に入れてから食事に行くことをおすすめします。

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↑こちらの食事では、注文総額6285ルピー(約12000円)。支払い額は8278ルピー(約15810円)と1.3倍に。

なお、町中のレシートが出ないような安食堂は、いずれも加算されません。

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↑こういう食堂もいいのですが、たまにはエアコンの効いた場所でゆっくりしたいものです。

また、この税率はあくまでレストランの場合。ホテルでは、LAXURY TAX(ぜいたく税)というのがあったり、サービス税の税率も違っていたりして、なんともややこしいインドの税制なのです。

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