デリーからの小旅行③コルビュジェの街、チャンディーガルへ日帰り列車旅【前編】
インドにいる間に一度は行ってみたい街に「チャンディーガル」がありました。インド独立後、ネルー首相の意向を受け、近代建築の巨匠、ル・コルビュジェが都市計画に携わった街です。この街に建つ「オープン・ハンド」のモニュメントは、テレビや写真で目にしたことのある人も多いのではないでしょうか?
漠然と「泊まりがけじゃないと行けないだろうなあ」と思っていたのですが、調べると、デリーから車で4~5時間、列車で最短3時間半と十分日帰りできそうだと分かり、早速訪れてみました。列車は1日10便ほど出ていますが、「シャタブディーエクスプレス」(インド鉄道の中で、最も速く遅れの少ない列車)が便利。ニューデリー駅7時40分発、チャンディーガル駅11時5分着です(266km)。
エアコン付の普通席で600ルピー(約990円)、一等席で1200ルピー(約1980円)。それぞれ軽食&朝食代込みです。久々の列車にわくわく。普通席でしたが、新聞の用意もありました。二席で一部、隣の席の人と共有するというのがインドらしいというか・・・。
乗車口の隣には、乗客名簿が張り出されるのでチェック。そのうち「個人情報保護」ということで、なくなりそうな気もします。ちなみに、そこかしこで目にする赤い服の人は、荷物を運ぶポーター。数十ルピーで重い荷物を座席まで運んでくれます。
駅のホームは面白い!歯磨きをする人たちです。数日、列車に乗りっぱなしということも多いので、日常風景なのでしょう。
キオスクでは、雑誌や日用品のほか、処方箋なしで帰る薬の取り扱いもあります。時刻表もここで手に入ります。
出発する頃には満席に。それにしても、みんな大荷物。荷物棚はいつも取り合いです。
出発後まず、水、クッキー、マンゴージュース、紅茶(ティーバッグとお湯のポット)が配られます。ビスケットだけ食べて、あとはほとんど手をつけません。衛生的に心配というわけではなく、トイレに行きたくなるのが嫌なのです。できれば避けたい列車のトイレ・・・(大概の場合、掃除されているのですが、まれに「うぎゃーっ」と叫びたくなることが・・・。入るまでその状況はわからないのがコワい)。
その後、待ちに待った朝食。ベジタリアンかノンベジタリアンかを聞かれます。ベジメニューは、コロッケ。ノンベジメニューはオムレツ。町中では進んで食べないものも、列車で出されるとおいしく感じます。その後また、ティータイム(コーヒーもあり)。
列車の楽しみは車窓からの風景。凧揚げを楽しむ子どもたちや、牛と洗濯物をぼーっと眺めます。心が落ち着きます。
30分遅れでチャンディーガル駅到着です。
<デリーからの小旅行③コルビュジェの街、チャンディーガルへ日帰り列車旅【中編】、に続く>
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。