やっと僕の出番、風車だいっ!!
こんにちは!先週はとても寒い毎日(夏場で気温12度)が続いたオランダです。しかしここ数日やっとまた夏日が戻って参りました。これはおそらく<夏は暑いべし!>の信念を持っている私に思いっきり八つ当たりされる日々を過ごした旦那の切実な願いが天に届いた賜物と存じます。春夏秋冬がはっきりした日本が懐かし~い!
今回は我が町にある風車をご紹介いたします!それがこれ!
これが風車の帆の後ろ側。
この風車は1640年に作られたものです。高さは約25メートル。かなり大きいです。ちょっと中に入ってみましょう。中に入るには急な階段を上る必要があります。これが高所恐怖症の私にとっては結構スリル!へっぴり腰で一生懸命登りましたよ!これが上からの風景。
もともと風車の使用目的は主に3つあります。
① 運河の近くにある風車は、海抜0メートル以下の土地における水面上昇を防ぐために運河内の水を海へ流す役目があります。
② 木を切るための風車。風の力によって木を切るなんてすごいですね!この技術は主に大航海時代のオランダの造船力に貢献したといわれています。
③ 小麦粉やとうもろこしなど、農作物を挽くための風車。
この役割の中でも我が町の風車はとうもろこしを挽くための風車です。
このとうもろこしが少しずつ挽き台の上に落ちていきます。
風力によりこの大きな2つの車輪のようなものが絡み合うようにして違う方向にそれぞれ動きます。
前述したように、この風車の中に入るのはかなり急な階段を登るため、とうもろこしや小麦粉の入った袋を担いで登るのはかなり難しいです。それでこのように袋を紐でつなぎ、上に引っ張り上げます。
風向きが変わってきたら風車の下の地面にある錘を動かして風車の方向を変えます。この+の形をしたしっくいを時計回りにまわせば固定されている錘を動かすことが出来ます。
ちなみに風車の帆の表側を風が吹いてくる方角に向けます。逆に向けようものなら風力により風車の帆全体が外れてしまうとか。
この風車は現在、市の保護建造物に指定されています。古き良き物を大切に今でも利用することで子供達に生きていくための知恵と歴史を教えているような気がします。
ホームページ→ www.standerdmolenmierlo.nl
ほぼ毎週土曜日の午前10時~午後14時(冬場は午前11時~午後13時)
※個人的に見学に来られたい方は下記より予約も出来ます。
メールアドレス : info@standerdmolenmierlo.nl
電話番号 : 0493-694307 もしくは 06-53128478
アイントホーヘン駅よりバスで来られる場合。
① 20番バス利用の場合。
Mierlo(町名)のKerkakkersで降車後、正面のmargrietstraatを真っ直ぐ歩いて約5分。正面に風車が見えてきます。
② 24番のバス利用の場合。
Mierlo(町名)のEllenaar(バス停名)で降車後、右にのびるEllenaar(ストリート名)を真っ直ぐ歩いていくと右手に見えてきます。
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