オランダ、国民投票結果の裏に隠れるEU離脱の思い。
こんにちは!!オランダもここ最近暖かくなってきました、やっと!!!まだまだ朝は寒いですが、気温は平均で12,3度くらい。もちろん日本に比べたら寒いと思いますのでこちらにご旅行の際は暖かい洋服も一応ご準備ください。来週は20度前後くらいになるとか。気温が落ち着いてきたこともあって、このように木々の花たちもちらほらと見え始めました!
さて、前回お伝えしたオランダ国民投票の結果ですが、選挙権を持った国民の32%が投票した中、反対票を投じたオランダ人は61%で圧倒的に合意反対者の勝ちという結果になりました。
反対運動をしていたグループたちは<われらの民主主義の勝ちだ~!>と豪語しており、お祭り騒ぎとなっていますが、冷静に考えると、選挙権がある人で68%の人達は選挙に行っておりません。
本日(4月8日)のニュースでは反対派のリーダーが<国会は僕達と一緒にEUが決めたウクライナとの連携協力合意の中の項目を見直し、どの項目を推進し、どの項目は拒否するべきかを選択し、EU本部に伝えるべきだ。>とコメントしていました。
わたしゃ、政治に関しては全くの素人ながら言わせてもらいますがね、そんな自由気ままにできる政治(条約項目)が存在するなら誰も苦労しませんよ。そんなことができるものなら大量移民問題もヨーロッパすべての国が一気に手を引いてしまいます。
一部のメディアでは<この反対派の勝利が、イギリスで行われるEUに残るか離脱するかを決める選挙に大いに影響を与える可能性がある。反対派の勝利がイギリス国内でのEU反対派を勇気づけることだろう!>と言われています。
ということは、やっぱりこの選挙は<ウクライナ打倒!>が目的ではなく、<EU打倒!>だったような気がします。しかし私のウクライナ出身の友達によれば、現在ウクライナ国内では、オランダ産のチューリップ、乳製品、産業製品へのボイコット行動が始まったようです。果たして、このことがオランダの経済効果に影響するでしょうか。。。。
ヨーロッパの中の小さな国、オランダ。この先、EU本部とどのような交渉に乗り出していくのか、見守っていきたいものです。
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