モーゼルワインの里、ドイツ、コッヘム(Cochem)の旅②
さてさて、6月の初旬にやっと夏らしい気候になったかと思えば最近は雨ざんざんで、しかも気温も20度くらいにしか上がらないという、この苛立つ気候の中、元気に過ごそうとしている私でございます。今週末は30度前後になると予想されていますが私の気持ちは<もう信じらんわっ!勝手にせいっ!>という感じです。
さて、今回は前回の続きでドイツ、コッヘム(Cochem)のご紹介の続きをさせていただきます。
実はこのコッヘム、意外と坂が多く、地理的に言えば長崎市内にとても似ています。町のあちらこちらにこのような急斜面がっ!
ということで、<ぜひ訪れてみたいっ、前回紹介されていた巨大豚足にかぶりつき、モーゼルワインをがぶ飲みしたいっ!!>という野心を持たれている方はなるべく足腰が強いうちに訪れてみることをお勧めします!!
この急斜面は町のシンボルであるライヒスブルグ城(コッヘム城)を訪れる際もお城まで延々と続いています。延々と続く坂道から撮ったコッヘム城。下に広がるのはもちろんワイン用のブドウ畑です。
城内に入るとこのような立派な壁画もあります。
いざお城の中(中庭も含む)に入るにはすべてガイド付きで入らなければなりません。
このように丁寧に説明をしてくれます。
説明はドイツ語もしくは英語なのですが、お城の説明のパンフレットはその他の言語の分も用意されています。日本語もありました!!説明を始める前にガイドの方がどの言語がいいか尋ねてくれるので<Of course Japanese(Vサイン付き!)オフコース ジャパニーズ !!>と景気よく言ってみてください!(笑)
このコッヘム城は1689年にフランス軍によって破壊されてしまいましたが、1868年から1877年にかけて、ベルリンの商業枢密顧問官であったルイス・ラファネーが愛する妻のために再興したのだとか。一人の女性のためにお城を作り上げてしまうとはっ!横で説明を聞いていた私の旦那が<絶対無理・・・>とぼやいたのを私は聞き逃しませんでした(笑)。なぬっ!<今の家で我慢して、頼む!>だって!(笑)いや、こんなでっかい家買ってもらっても掃除大変だしね!(その前に、自分で掃除することを考えること自体が庶民的・・・)
まず、これは食堂。ルネッサンス様式だとか。
この部屋の向かって右側の見えるドアは実は本当の扉じゃありません。ルネッサンス様式の左右対称の特徴を保つため、一枚の扉を取り付けただけらしいです。ドイツ人と日本人は、こだわるところが似ていると聞いたことがありますが、本当にそうですね!これがオランダ人だったら<もったいねぇじゃん!値段が高くなっちゃうよ!>とか言ってアイデア削除される可能性大!!
見かけは小さなお城に見えますが、中は多くの部屋があります。婦人達だけの部屋や、男性たちが政治について話し合った部屋、また緊急時の際に城から逃げ出すことができる秘密のドア等、とても興味深いです。この秘密のドアは地下深くまで続いていて町まで逃げることができるそうです。写真も撮ったのですが真っ暗で何なのかよく分かりません。
ここは騎士の部屋。
城内で一番広い部屋で、とても大きな暖炉があり、しかも、写真の左奥に見えるでしょうか、日本製の骨董品がいくつもありました。(おそらく有田焼。)この当時、アジア製の骨董品を持っているということは権力の象徴だったそうです。
これはお城のバルコニーから撮ったコッヘムの町。モーゼル川がゆったりと流れています。
中世時代、川はドイツとフランスを結ぶための主要路であり、その川を支配するためにコッヘム城が関税城として建てられたらしいです。
ここは城の中庭。とても大きな庭ではありませんが頑丈な作りで、とても綺麗に設計されていると思いました。
この井戸は50メートルの深さ。
石を落としてみると、かなり時間がたった後に<ポチャン........>とかすかに聞こえるくらいです。
さて、お城見学の後はちょっと市街地に行って散策を。ここが町の中心部。
まさに<ドイツっ!!>という街並みですね!
町の至るとこに喫茶店があり、ゆっくりと休憩することができます。町中の木造りの建物の角にはこのようなかわいい彫刻作品もたくさん見ることができます。
さて、次回はこの街を上から見るためにロープーウェーに乗って山の上まで行きます。お楽しみにっ!!
※コッヘム城への入場料は城内への入り口向かって右側にある土産物品店にて購入できます。
ガイド料を含めて6ユーロ。(2016年5月時点)
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