マジ!?イギリス、EU離脱!?
こんにちは!私のライン川下りの記事よりももっと大事なことがEUにて起こりましたので、まずそれをご紹介します!
ライン川もびっくりして船も思わず転覆してしまいます!
昨日、イギリスでイギリスのEU離脱に関する国民投票が行われ、EU離脱派が勝利しました。EU賛成派のキャメロン首相はこの結果を聞き、<そんな危なっかしい船の船長にはなれないよ>とのごとく、首相の座を退くことを表明しました。
イギリスにおいて、ウェールズはEU離脱の勝利に沸いており、<イギリスにとって今日は独立記念日だ~!>と嬉しさ一杯ですが、一方、スコットランド、北アイルランドはEU賛成派だったため、<実際離脱となれば、俺達のところで国民投票を行い、イギリスから独立するぜ!>と息巻いております。しかもその国民投票の結果予測によると独立賛成派が大多数だとか。
EU離脱派は<ロンドンには国際企業の本社が多数あるため、経済的影響はほとんどない。>とタカをくっていましたが、実際EU離脱となると特に貿易業において関税がかかってくるため、多くの国際企業はやはり金銭的に負担の少ないヨーロッパ内の他国に移籍する可能が高いとのこと。実際、この国民投票が行われる前に、国際企業のJPモルガンが<もしイギリスがEU離脱となれば、私達もこの国から離脱するだろう>と発表していました。
イギリス通貨である<ポンド>はいつも価値は高いですが、貧困層もかなり多く、裕福層と貧困層の格差も激しいのが現状です。
EU離脱後の入国審査を始めとする法制度を完璧に整えるのに2年かかるとこちらでは言われていますが、一旦、国民投票で得た結果をもとにEUを離脱した以上、その2年のうちに舞い戻ってこないよう、周到な計画があってのことなのでしょうか?また、もし舞い戻ってくるとなった場合、EUから提示されるであろう加盟の条件はかなりハードルの高いものになる可能性があり、立場が不利になるのでは?思います。
オランダ国内の反応としては、やはり重要な貿易相手国だったため、経済面での負担が今までより余計にかかると様々な企業が危惧していますが、主なオランダ人の考え方は<まあ頑張ってみなっ!>と楽観的です。(というか、物見見物みたいな感じ!笑)
私もオランダ人の<なるようになる!>という考え方をしつつ、これからのイギリスに幸あれっ!と祈らずにはいられません。実際、イギリスの若者達の多くは、これからの自分たちの将来が不安とインタビューで答えています。
日本人の旅行者の方に直接影響がでることはあまりないと思います。またポンドの価値が一気に下がったため、イギリスに行かれる予定がある方は換金するなら今です!(笑)
しかし、今までEU圏内のパスポートを持っている人は入国審査が簡単だったのに対し、これからはそのすべての人もEU圏外の外国人同様、審査に時間がかかるようになる(イギリスの入国審査は本当に厳しいし、しつこいです!)ので、空港を利用される方は早めの行動を心がけるようにしてください。
以上、イギリスのEU離脱による、ヨーロッパの現状でした!
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