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イタリア/フィレンツェ特派員ブログ 稲葉美代子

イタリア・フィレンツェ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


皆さんこんにちは !
ルネッサンス美術の宝庫であり、美しい景観美を誇る街として世界中から訪れる観光客の心を魅了して
やまないイタリア屈指の一大観光都市・フィレンツェ。肌に触れる風を感じ、美しい街並みを見ながら
アルノ川沿いを散策したり、歴史地区の至る所にある美術館や博物館巡りをしていて空腹感を感じた
時にふと気軽に立ち寄ることができ、フィレンツェ伝統の食材「ランプレドット( モツ )」をじっくり
煮込んだ郷土の味を堪能できるストリートフードを提供している「ランプレドッタイ」(モツ煮屋台)と
俗に呼ばれる屋台が街中にあるのをご存じでしょうか。
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メインストリートから奥に続く細い路地の先にある小さな広場やその角にあり、作り立てのモツ煮入り
パニーノ(バーガー) を購入し食すことが可能です。
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オーダーが入ると、その場でアツアツのランプレドット(モツ)を鍋から取り出して、包丁と長い
フォークで細切れにし二分した厚いパンの片方に豪快に乗せ、もう一方のパンにモツ煮の煮汁をさっと
含ませ、それを被せて出来上がり。お好みでパセリベースの特製タレやペペロンチーノで味付けする
こともできます。
何といってもボリューム満点なので、まるでフィレンツェ風T-ボーンステーキを食べたかのような
満腹感がたまりません!また、このモツ煮バーガーは、元々フィレンツェっ子庶民のための質素な
食べ物と認識されていたのですが、近年は、フィレンツェでしか味わうことができないとっておきの
地元グルメのストリートフードとして、外国人観光客の間で一大人気を得ています。アツアツの
作り立てのモツ煮バーガーを片手に、由緒ある広場のベンチに腰掛けて、空を見上げて頬張れば
これぞ最高のフィレンツェの味を堪能できることでしょう!
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また、ちょっぴりミステリアスな雰囲気の細い路地をぷらぷらと散策しながら食べ歩きするのも
粋なフィレンツェっ子流スタイル。たとえモツ煮バーガーでお腹がいっぱいになっても、消化を
兼ねて石畳の道を歩き、サンロレンツォ教会近くにある露店が立ち並ぶマルシェに足を延ばして
みるのもおすすめです。
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革製品や独特の美しいモチーフのフィレンツェ紙で仕上げた文房具等、
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ちょっとしたお土産探しにぴったりなショッピングを楽しむのにもってこいなひと時になることでしょう。
とっておきの掘り出し物を見つけることができるのではないかと思います。


< ちまたで有名な街角屋台紹介>  ※2015年にTripAdvisorから最良店の評価で称賛された屋台。
L'Antico Trippai
住所 : Piazza de'Cimatori, 50122 Firenze ※シニョリーア広場の近く。
営業時間 : 9:30~20:00 毎日営業。


2019年6月14日

皆さん、こんにちは!
アルノ川の流れを静かに見つめ、数多くの優れた貴重な文化遺産に溢れ「街全体が美術館のようだ」と
例えられるフィレンツェ。主要の見所は街の歴史地区に集中しているため、世界遺産の街の空気を
肌で感じるぷらっと散策を満喫しながらの観光を楽しむことができる街と言えましょう。
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今回は、ある休日にフィレンツェに足を運んだ際に見学した博物館についてご紹介したいと思います。
その博物館は、勇壮なヴェッキオ宮殿が建つ中世以来の政治の中心地で、様々な歴史の舞台となった
有名なシニョリーア広場近くの「ダンテ・アリギエーリ通り」沿いにあるイタリア文学の偉大な詩人、
ダンテの家博物館です。
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ダンテは世界的に有名な「神曲」の著者であり、「光を与えれば人は自ずと道を見つける」という
名言を残したルネッサンス文学の先駆者でもあります。ダンテは1265年フィレンツェに生まれましたが、
彼の没後兄弟が家の一部を売却し、残りはそのままダンテの子どもが短期間所有しました。
その後時代の変遷の影響を受けたものの、1900年代初めに、それまで長い年月中断されていた修復
プロジェクトが再び実行に移されたことに伴い、ダンテの生家は修復が重ねられ、現在に至る博物館と
なりました。
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ダンテの家博物館は、彼の肖像画をはじめ、偉大な詩人・著者・政治家として生きたダンテの人生や
彼の代表作品の「神曲」や彼が生きた中世時代におけるフィレンツェの国事情・背景に関する多数の
資料や解説パネルが展示され、
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世界中から訪れる見学者達に門扉を開放し彼らの来訪を待ち続けています。
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< ツーリストインフォメーション> 参考までに
●ダンテの家博物館( Museo casa di Dante )
●開館時間 : 夏季( 4/1日~10/31日) 10:00~18:00 毎日開館
       冬季( 11/1日~3/31日) 10:00~17:00 火曜日~金曜日  ※月曜日休館
                  10:00~18:00 土曜日・日曜日
●入館料 : 4 €
      2 € ( 15人以上の観光グループ、7才~12才までの児童等)
※入場券は、博物館内にある切符売り場にて直接購入。事前予約不要。

●連絡先 : メールアドレス info@museocasadidante.it
電話      +39 055 219 416


2019年6月 6日

みなさん、こんにちは !
私が暮らすまち、チェルタルドは、フィレンツェ県とシエナ県の県境にまたがるワインとオリーブオイルの産地
キャンティ地方にあるため、どこまでも続く丘陵地の斜面に広がる広大なブドウ畑やオリーブの林が織りなす
美しい田園風景を眺望することができるところです。
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今回はそんな緑豊かな大自然に囲まれた丘の上にひっそりと建つ由緒ある古い礼拝堂についてご紹介したいと思います。
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チェルタルドから深い森の田園地帯を縫うように続く田舎道を進み、四季折々の色に染まる田園風景や
森の茂みの中にぽつんと建つ古城の姿を車窓から眺めつつ10km程行くと、
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眼前に「セミフォンテ( Semifonte)」という中世の面影残す小さな集落が現れます。
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集落を包み込むようなゆったりとした静寂の世界と環境汚染とは無縁なピュアな空気が漂うところです。
しかし、その土地に流れる悠久の歴史を紐解くと、かつて中世期、領土の覇権獲得のため
ライバル同士であったフィレンツェとシエナにより戦いが起き、1202年のセミフォンテの戦いにより勝利した
フィレンツェ軍により破壊され、以後フィレンツェ領となりました。
その後、セミフォンテ周辺の丘には一切あらゆる建物を築くことが禁止されていた中、時が経ち16世紀末に
メディチ家の統治者の許可を得て、例外的に一つの礼拝堂が建てられました。それはサンミケーレ礼拝堂と
名付けられ、建立から数世紀を経た今も変わらぬ姿で訪れる旅人を迎え、その姿を通じその土地ならではの
歴史を無言に伝承し続けています。
なお、八角形をしたこの礼拝堂のクーポラ(屋根)は、フィレンツェのドゥオーモ(大聖堂)のそれを1:8に
縮小した同じ形の屋根であるという興味深い特徴があり、「セミフォンテのドゥオーモ」という愛称で
地元の人々から親しまれている存在でもあります。
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2019年6月 1日
2019年5月29日
2015年3月13日
2015年2月28日
2015年2月12日
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  • 特派員プロフィール
  • フィレンツェ特派員

    フィレンツェ特派員
    稲葉美代子
    大学院修了後1997年留学のため渡伊。当初よりフィレンツェ県チェルタルド(群馬県甘楽町(かんらまち)の姉妹都市)に住み、現在はイタリア人の夫と娘の家族3人暮らし。当地で日本語教室講師や観光案内等の経験をはじめ、イタリア全国及び地方放送テレビ番組に出演しチェルタルドの魅力を紹介。2015年に群馬県甘楽町海外駐在員に任命され、1983年から続く両市町姉妹都市交流を推進する架け橋として、国際交流事業や通訳・翻訳等に携わる。長いイタリア在住経験を活かした活動の幅を広げる道を探求中。愛知県出身。ご連絡はこちらへどうぞ。

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