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イタリア/フィレンツェ特派員ブログ 稲葉美代子

イタリア・フィレンツェ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


皆さん、こんにちは!
イタリアでクリスマスやイースターと並ぶくらいとても大切な祝祭日とされる「フェッラゴースト」
のフェスタ( 8月15日 ) が過ぎ、ヴァカンス先からイタリア人達が徐々に街に戻ってきたためか、
気が付けばスーパーや街中を往来する人々の姿が一気に増し、再び活気づいてきた感を覚える
今日この頃です。そんな光景が目に留まる度、ゆっくりですが過ぎゆく夏を心に想ったりする
私。しかし、一方で残暑厳しい日々が続いているためか、未だ「暑い夏のしっぽ」が
"長靴の国"を覆っているなあとも感じています。


さてそんなこの時期にイタリアを訪れる人々の観光のお目当ての一つは、おそらく元祖ジェラート
王国イタリアの本場のジェラートを味わうことではないかと思います。
街観光のお供にとの如く、片手にジェラートを持ちながら、ぷらぷらと散策を楽しむ大勢の彼らの
姿をみると、そう思わずにはいられません。イタリアでは、ジェラートは夏に欠かせない!とあり、
街角のあちこちにジェラートショップが軒を連ねるようにあります。


一大観光都市のフィレンツェ歴史地区にも、もちろん至るところに美味しいジェラートショップが
あるのですが、今回ご紹介したいと思ったのは、先回の記事にて話題に取り上げました
「幸運をもたらすイノシシ像」のすぐ近く、同じメルカート・ヌオーヴォの建物の脇にある、
イタリアで有名の老舗スイーツ店「Venchi」のジェラートです。

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1878年に北イタリアのトリノで創業された極上チョコレートのお店としても名高いのですが、
近年、コクのある旨味と独特の美味しいジェラートの虜になった愛好家の間で瞬く間に人気を集め、
それが世界各国に広まり、フィレンツェを訪れる観光客の間で大人気!


種類も豊富なので、どれにしようかと迷ってしまいがちなのですが、そんな時は、店員さんにお勧めを
尋ねてみるのも良いかもしれません。
小サイズでもダブルでお好みの味のジェラートをチョイスすることが可能です。

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ちなみにプライスは、カップ・コーン共に小サイズで3,20ユーロ/ 1個。
ジェラートに目がない食いしん坊の私は、大好きなレモンとストラッチャテッラ(バニラベースで
薄くスライスカットされたビターチョコ入り)をチョイス!


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あまりの暑さに急いで食べてしまったのが残念でしたが、極上のジェラートを味わえて幸せ感で心が
満たされました。
あの「幸運をもたらすイノシシ像」見学ついでに興味がある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
世界遺産のフィレンツェ歴史地区の街角で味わう人気のジェラート...きっと旅の良い思い出の一つに
なることでしょう。


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< ツーリストインフォメーション>
※店内には、お土産にぴったりなチョコレート他種類豊富なスイーツもあります。
● Venchi Cioccolato e Gelato
住所 : Piazza del Mercato Nuovo, 6
50123 Firenze

営業時間 : 10:00~00:00 ( 月~木、日 )
10:00~01:00 ( 金、土)


( 参考までに ) ※フィレンツェ歴史地区にあるVenchi他店舗
●Venchi cioccolato e Gelato Piazza del Duomo
住所 : Via dei Calzaiuoli,65
50122 Firenze

 営業時間 : 10:00~23:00 (月~木、日)
10:00~00:00 (金、土 )

●Venchi cioccolato e Gelato Stazione Santa Maria Novella( フィレンツェ中央駅構内)
住所 : Piazza della stazione Binari,
50123 Firenze

営業時間 : 8:00 ~21:30 ( 月~日 )

サイト : https://it.venchi.com/


2019年8月21日

皆さん、こんにちは!
厳しい暑さに再び襲われている中、本格的なヴァカンスシーズン突入が重なり、
イタリア人のほとんどが海や山へ「逃避」し、観光地を除いてすっかり街中が
空っぽ状態寸前になっている今日この頃です。

またスーパーやバールで、お釣りで手にするユーロコインのデザインが、いつの間にか
他国(珍しいものでは、遠く離れた地中海の島国・キプロス共和国のものまで!)の
バラエティー豊かなデザインのものが増えているのに気が付くのも、国境を越える人々の
往来が激増するこのヴァカンス期ならではの事です。


さてイタリア屈指の観光都市、フィレンツェ歴史地区の一角に
こんなイノシシ像があるのをご存じでしょうか。
横座りのポーズを決め、どこか愛嬌あるニコッとした笑顔が印象的。イノシシなのに、
フィレンツェっ子達に「ポルチェッリーノ: 仔豚ちゃん」という愛称で呼ばれている所以は、
そんなカレのどこか親しみを感じる姿にあるのかもしれません。
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ルネッサンス期の建物であるメルカート・ヌオーヴォという吹き抜けの回廊(ロッジャ)の
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南側(真ん中の支柱を挟んだ左側)にあります。イノシシ像の周りは、いつもカレの鼻を撫でよう
とする多くの人達に囲まれ、大きな人垣ができています。

歴史を遡ると、イノシシ像は1640年に回廊の東側(真ん中の支柱を挟んだ右側)に置かれ、
当時その回廊で水を必要とする仕事に従事していた人々に水を絶えず供給する
給水場としての役目を担っていたとか。その後長い時代を経て、1900年初頭頃、路面電車や
車が前の道路を走るようになった頃、安全面を考慮して現在地に移されたとのことです。

しかしその元あった場所を記憶するためか、その場所の真正面にある薬局に(緑の十字が目印)
「CINGHIALE :イノシシ」の名がついています!
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フィレンツェの歴史が一目見てわかるように街角に刻まれているようで、知的好奇心をそそられます。

そんなイノシシ像は、1640年にメルカート・ヌオーヴォの脇に設置されて以来、
常にフィレンツェのシンボル的存在として在り続けていますが、イノシシ像を見つけたら、
まず鼻を注目してみて下さい!ピカピカに光っているのは、イノシシの鼻を撫でると幸運が訪れると
いう民間の伝承があり、それにあやかりたいという大勢の人たちに撫でられ続けてブロンズが
すり減り、ピカピカに光っているんです!


さらに鼻を撫でるだけでなく、水が流れている口の中にコインを置き、それを滑らせてストレートに
水が流れ落ちる下の格子の隙間に入れば、大吉的な幸運をイノシシがもたらしてくれて、
願い事が叶うという言い伝えもあり、運試しをしてみる人々も多々見られます。


フィレンツェ観光の際に、街角ヒーローの幸運を運ぶイノシシ像に出会ってみませんか。
2019年亥年の運試しの絶好の機会にもなることでしょう!


ただ大勢の観光客が訪れるところなので、貴重品には十分注意して下さいね。
人出がまだ少ない朝早い時間帯か、減り始める夕食時間帯がお勧めです。


< 参考までに>
● Mercato Nuovo( メルカート・ヌオーヴォ : 新市場の意)
16世紀半ばに建てられた吹き抜けの回廊。かつては特産品の麦わら細工の小物や帽子等を
  売る露店が軒を並べていたが、現在は革製品のバックや小物、T-シャツ類を売る
  お土産店(露店)がズラッと並んでいる。
Vecchio橋やSignoria広場のすぐ近くにある。(徒歩で5分以内)


2019年8月10日

皆さん、こんにちは!
イタリアでワインの一大生産地として知られるトスカーナ州を代表するキャンティワイン(赤)
の産地に属するチェルタルド。まちの周辺に広がる広大なブドウ畑には、ワインの主原料となる
ブドウが沢山実る季節となりました。
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まだ緑色ですが、9月の収穫(ヴェンデンミア)までの間に真夏の太陽をたくさん浴びて、
ルビー色の赤ワインの色を想像させる色に染まり、美味しいワインに変身してほしいと
期待している今日この頃です。

そんなチェルタルドは、中世時代に活躍したイタリア文学の巨匠で偉大な詩人と言われる
ボッカッチョが人生の晩年を暮らしたと記録されている家が歴史地区のチェルタルドアルトに
あります。
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長い歴史を経る中で、第2次世界大戦中に空襲を受け、おおかた崩壊しましたが、戦後元のように
再建されたものがこんにち博物館として現存しています。
戦時中空襲の被害を受けたのにもかかわらず、奇跡的に残った壁に描かれたボッカッチョの肖像画や
発見された15世紀の靴などが展示されてる部屋「ボッカッチョの部屋」を見学することができます。

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また同時にこの家博物館は、国立ボッカッチョ研究所になっており、世界各国語に翻訳された
彼の代表作「デカメロン」が貯蔵されている図書館もあります。(見学可)
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そしてその図書館の脇から続く階段をのぼっていくと、
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途中にある回廊からは、歴史地区や周りのパノラマを眺望することができます。
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さらにそのまま階段を上っていき、
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頂上まで登りきると、360度ぐるっと見渡せるフィレンツェ県の田園地帯に広がる
エルサ渓谷の果てしなく続く大自然の雄大なパノラマを存分に満喫することができます。

丘を吹き抜ける心地よい風を肌に感じながら、しばしのんびり時を忘れて見つめて
いたくなる・・・そんな風景に出会ってみませんか。
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< ツーリストインフォメーション>
●ボッカッチョの家博物館( Casa del Boccaccio )
住所: Via Boccaccio, 18 Certaldo Alto
Sitoweb : www.casaboccaccio.it(Ente Nazionale Giovanni Boccaccio)

●見学料
 プレトリオ宮殿との共通入場券にて見学可能。 4ユーロ/1人

●開館時間
 9:30~13:30 , 14:30~19:00 ※4月~10月
 9:30~13:30 , 14:30~16:30 ※11月~3月 ※火曜日休館。 


2019年7月28日
2019年7月25日
2019年7月17日
2019年7月 6日
2019年6月26日
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  • 特派員プロフィール
  • フィレンツェ特派員

    フィレンツェ特派員
    稲葉美代子
    大学院修了後1997年留学のため渡伊。当初よりフィレンツェ県チェルタルド(群馬県甘楽町(かんらまち)の姉妹都市)に住み、現在はイタリア人の夫と娘の家族3人暮らし。当地で日本語教室講師や観光案内等の経験をはじめ、イタリア全国及び地方放送テレビ番組に出演しチェルタルドの魅力を紹介。2015年に群馬県甘楽町海外駐在員に任命され、1983年から続く両市町姉妹都市交流を推進する架け橋として、国際交流事業や通訳・翻訳等に携わる。長いイタリア在住経験を活かした活動の幅を広げる道を探求中。愛知県出身。ご連絡はこちらへどうぞ。

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