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イタリア/フィレンツェ特派員ブログ 稲葉美代子

イタリア・フィレンツェ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2019年8月10日

フィレンツェ街観光必見ポストで運試し!街角ヒーローの「幸運をもたらすイノシシ像」


フィレンツェ街観光必見ポストで運試し!街角ヒーローの「幸運をもたらすイノシシ像」

皆さん、こんにちは!
厳しい暑さに再び襲われている中、本格的なヴァカンスシーズン突入が重なり、
イタリア人のほとんどが海や山へ「逃避」し、観光地を除いてすっかり街中が
空っぽ状態寸前になっている今日この頃です。

またスーパーやバールで、お釣りで手にするユーロコインのデザインが、いつの間にか
他国(珍しいものでは、遠く離れた地中海の島国・キプロス共和国のものまで!)の
バラエティー豊かなデザインのものが増えているのに気が付くのも、国境を越える人々の
往来が激増するこのヴァカンス期ならではの事です。


さてイタリア屈指の観光都市、フィレンツェ歴史地区の一角に
こんなイノシシ像があるのをご存じでしょうか。
横座りのポーズを決め、どこか愛嬌あるニコッとした笑顔が印象的。イノシシなのに、
フィレンツェっ子達に「ポルチェッリーノ: 仔豚ちゃん」という愛称で呼ばれている所以は、
そんなカレのどこか親しみを感じる姿にあるのかもしれません。
I 1.jpg

ルネッサンス期の建物であるメルカート・ヌオーヴォという吹き抜けの回廊(ロッジャ)の
I 2(1).jpg
南側(真ん中の支柱を挟んだ左側)にあります。イノシシ像の周りは、いつもカレの鼻を撫でよう
とする多くの人達に囲まれ、大きな人垣ができています。

歴史を遡ると、イノシシ像は1640年に回廊の東側(真ん中の支柱を挟んだ右側)に置かれ、
当時その回廊で水を必要とする仕事に従事していた人々に水を絶えず供給する
給水場としての役目を担っていたとか。その後長い時代を経て、1900年初頭頃、路面電車や
車が前の道路を走るようになった頃、安全面を考慮して現在地に移されたとのことです。

しかしその元あった場所を記憶するためか、その場所の真正面にある薬局に(緑の十字が目印)
「CINGHIALE :イノシシ」の名がついています!
I 3.jpg

I 4.jpg
フィレンツェの歴史が一目見てわかるように街角に刻まれているようで、知的好奇心をそそられます。

そんなイノシシ像は、1640年にメルカート・ヌオーヴォの脇に設置されて以来、
常にフィレンツェのシンボル的存在として在り続けていますが、イノシシ像を見つけたら、
まず鼻を注目してみて下さい!ピカピカに光っているのは、イノシシの鼻を撫でると幸運が訪れると
いう民間の伝承があり、それにあやかりたいという大勢の人たちに撫でられ続けてブロンズが
すり減り、ピカピカに光っているんです!


さらに鼻を撫でるだけでなく、水が流れている口の中にコインを置き、それを滑らせてストレートに
水が流れ落ちる下の格子の隙間に入れば、大吉的な幸運をイノシシがもたらしてくれて、
願い事が叶うという言い伝えもあり、運試しをしてみる人々も多々見られます。


フィレンツェ観光の際に、街角ヒーローの幸運を運ぶイノシシ像に出会ってみませんか。
2019年亥年の運試しの絶好の機会にもなることでしょう!


ただ大勢の観光客が訪れるところなので、貴重品には十分注意して下さいね。
人出がまだ少ない朝早い時間帯か、減り始める夕食時間帯がお勧めです。


< 参考までに>
● Mercato Nuovo( メルカート・ヌオーヴォ : 新市場の意)
16世紀半ばに建てられた吹き抜けの回廊。かつては特産品の麦わら細工の小物や帽子等を
  売る露店が軒を並べていたが、現在は革製品のバックや小物、T-シャツ類を売る
  お土産店(露店)がズラッと並んでいる。
Vecchio橋やSignoria広場のすぐ近くにある。(徒歩で5分以内)

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2019年8月10日
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  • 特派員プロフィール
  • フィレンツェ特派員

    フィレンツェ特派員
    稲葉美代子
    大学院修了後1997年留学のため渡伊。当初よりフィレンツェ県チェルタルド(群馬県甘楽町(かんらまち)の姉妹都市)に住み、現在はイタリア人の夫と娘の家族3人暮らし。当地で日本語教室講師や観光案内等の経験をはじめ、イタリア全国及び地方放送テレビ番組に出演しチェルタルドの魅力を紹介。2015年に群馬県甘楽町海外駐在員に任命され、1983年から続く両市町姉妹都市交流を推進する架け橋として、国際交流事業や通訳・翻訳等に携わる。長いイタリア在住経験を活かした活動の幅を広げる道を探求中。愛知県出身。ご連絡はこちらへどうぞ。

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