ドイツ社会科見学(その1)「メルセデス・ベンツ社」

公開日 : 2001年07月06日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

記念すべき第一回のレポートは、最もドイツ的なるテーマを...と考え巡らせるうち、目の前にキラキラと星のマークが浮かんできました...ということで、ドイツを代表する星のマークでおなじみの、メルセデス・ベンツ社の工場見学をご紹介します。

ベンツの小型車として日本でもファンの多いベンツAクラスは、南西ドイツの黒い森地方にあるRastatt(ラシュタット)市で生産されています。Aクラスの新車を注文した顧客が、誕生したばかりの愛車をこのRastatt工場で受取れるシステムになっている上、その際の記念に生産ラインも見学できるのです。そして、この工場見学ツアーには、車の購入者でない一般客でも参加できます。ベンツのオーナーも、そうでない方も、ドイツ車の製造工程をじっくり観察できるチャンスです!

この工場には近代的なカスタマーセンター(月ー金8-16時、土-13時オープン)というのが併設されており、新車受渡しホールを始め、ベンツ車展示コーナー、メルセデスショップ、レストランまで完備していますので、旅行者も気軽に立ち寄れます。新車受渡しホールでは、ピカピカの新車を受取り、エンジニアから最終説明を受ける、生まれたてのベンツのオーナーの真剣なまなざしが印象に残るでしょう。

*交通手段:フランクフルト中央駅からICE特急、IR急行などを乗り継ぎ、Rastatt駅まで約2時間。駅から市バスの232番又は235番で、Carl-Benz-Strasse下車、又はタクシー利用(約10分)が便利。*英語の工場見学:毎水木金の10:00スタート。所要1.5時間。*見学に関する問合せ(英語可):電話+49-7222-912740、Fax+49-7222-913404。担当のMs.Weberより、「日本の皆様からのお問合せを、今からとても楽しみにしております。どうぞお気軽にご連絡下さい。」とのメッセージを頂きました。

また、シュツットガルト郊外の同社Sindelfingen(ジンデルフィンゲン)工場では、高級車シリーズのベンツS、E、C、CLクラスが生産されており、工場見学も可能な他、1981年、当時としては世界でも他に例のない「顧客サービスセンター」としてオープンしたカスタマーセンター(月ー金8-16時オープン)で、憧れのベンツ最高級車の世界に浸れます。*交通手段:シュツットガルト中央駅から市電で約20分のBoblingen駅下車後、送迎シャトルバスに乗り換えて約10分。

*英語の工場見学:月ー金の午後二回スタート。所要1.5時間。

*いずれも工場見学は無料。参加者数に限りがある為、必ず事前予約が必要。又、工場内での写真・ビデオ撮影は禁止です。詳細はwww.mercedes-benz.com/e/about/werke/でご確認を。

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