ご最もな話シリーズ(2)ー世界最古の行き止まり式駅「バイエルン駅」

「バイエルン駅」といっても、この駅があるのはバイエルン州ではなく、ドイツ南東部に位置するザクセン州のライプチヒ。J.S.バッハがカントルを務めた聖トーマス教会があることから、バッハゆかりの地としても名高いライプチヒの魅力は尽きませんが、今回は、意外と知られていないこの街の名所「バイエルン駅」へご案内します。1842年に建設開始され、第二次大戦の甚大なる被害からも立ち直った「バイエルン駅」は、現存する駅としては世界で最古の行き止まり式駅。長い歴史を誇り、市内からもさほど遠くない場所に在りながら、観光名所としては地味だったこの駅の構内に、700名以上収容の、これまた最大級のビアホールが誕生したところから徐々に知名度が上昇し、今では知る人ぞ知る人気スポットとなっています。「バイエルン駅ビアホール」の一番人気メニューは、もちろん自家製ビール。Gose（ゴーゼ）と呼ばれるこの地ビールは、いくぶん酸味と塩味の効いた表面発酵ビール。「ビタミン豊富で、元気が出るビール（1900年当時の宣伝文句）」というからには、旅の疲れを癒すにはもってこいの一杯です。地ビール以外にも、定番ピルスナー、白にごりビール、黒ビールなどバラエティー豊か。腹ごしらえには、「焼きソーセージのポテト＆ザウワークラウト添え」、「カマンベールチーズのフライ」、「バイエルン風ミートローフのポテトサラダ添え」がおすすめです。持ち帰り用に、750ml入りの記念ボトルから、30リットル入りの大樽まで揃っていますので、ホテルの部屋で二次会を開きたい方は、ぜひ。名称：Gasthaus & Gosebrauerei "BAYERISCHER BAHNHOF" (ガストハウス&ゴーゼブラウエライ「バイエリッシャー・バーンホーフ」)住所：Bayerischer Platz 1、04103 Leipzig電話：++49 (341) 1245760詳細は www.bayerischer-bahnhof.de（英語有り）

美味しいゴーゼ・ビールを囲めば言葉は不要。

お隣さんともたちまち仲良くなれそう・・・かな？