ドイツ式ストレス解消法?

公開日 : 2003年10月08日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

我が家のすぐ裏手が、宅地造成のため巨大な工事現場と化している。ドイツ人が朝早いというのは こういう時には困りモノで、毎朝7時ピッタリに、数台ある大型ブルドーザーが一斉に轟音とともにスタートし、作業員が白い息を吐きながら一日の仕事に取り掛かる。作業は夕方まで続く。騒音がひどくて窓は開けられず、デスクワークにも集中できない。舞い飛ぶ土埃りのため、バルコニーに洗濯も干せない。こちらにとっては迷惑千万だが、開き直ってよくよく観察してみると、ブルドーザーという重機械が、その巨体からは想像出来ないくらいファジーで繊細な動きをすることに感心する。操縦席はどんな構造になっているのかなあ?などと考えていたら、偶然こんなサイトを見つけた。http://www.baggerland-buende.de/(ドイツ語のみ)工事用重車両(ブルドーザーの類)のリース企業であるAlpha社が、借り手の居ない週末に重車両を一般開放しているという。つまり一般市民でも、自らの手で重量13トンもあるブルドーザーの操縦竿を握り、6000平米という広大なゲレンデを縦横無尽に走り周り、地面を掘って埋めてまた掘って、とにかく好きなようにしていいというのだ。基本料金:1時間乗り放題・掘り放題で75ユーロ。条件:運転免許の有無は問わないので、親の同伴さえあれば、子供でも操縦可能。場所:ベルリン東方のHerzfelde市にある、上述のリース企業の所有地。いわば「大人の砂場」ですね。1999年夏のスタート以来評判は上々で、首都ベルリン観光のついでに「ブルドーザー乗り」に来るお客さんが多いとか。慢性ストレスが溜まっている方、上記HPまでどうぞ。

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思いのままに走って掘れば、頑固なストレスもたちまち解消?

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