温泉街でライオン復活!ー レーベンブロイ

公開日 : 2003年11月25日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

 南西ドイツの黒い森に位置する高級温泉保養地バーデン・バーデン。この街の歩行者天国のド真ん中にあるビアレストラン「レーベンブロイ」が、ほぼ1年に及ぶ全面改修工事を終え、2003年10月24日に再オープンしました。 ライオンのロゴマークでお馴染みの「レーベンブロイ」と言えば、14世紀にまでその創業の歴史を溯る、ビールどころミュンヘン発祥の醸造所。今や世界50ヶ国で愛されるレーベンブロイとバーデン・バーデンのお付き合いの歴史は、実は大変長いのです。 今日のバーデン・バーデンの「レーベンブロイ」レストランの前身は、1723年創業の学徒向け簡易宿。それが19世紀後半に入いって増築され、リストやドストエフスキーも訪れる由緒ある宿・食堂にまで発展。その後1906年、ミュンヘンのレーベンブロイ社がこの宿を買収し、増改築させたのが今日の姿です。 さて、お店の歴史解説はこの辺で終わりとしまして、肝心のメニューを覗いてみますと、さすが、ビールのおともに相応しい豪華な顔がズラリと並んでいます。たとえば・・・「オバツダ」:カマンベールチーズに、ピリリと効く香辛料やオニオンがたっぷり練り込んであり、これをパンにぬって、ビールのおつまみとして食べると美味。「ブレツェル」:くるりんとひねった形が独特のパン。ブレツェルを各テーブルに常備してあるビアホールもある程、ビールのおつまみとしては筆頭に挙げられる。上述のオバツダにもピッタリ。「バイエルン風ハムサラダ」:ハムをたっぷり使っているものの、ビネガー風味なのでさっぱりした軽い味わいのサラダ。「ミュンヘン風白ソーセージ」:言わずと知れたミュンヘン名物。スイート・マスタードをたっぷりのせてどうぞ。「焼きソーセージ」:本来は、屋台でジュージュー焼いているものを、パンにはさんでガブリ!と立ち食いするものなので、レストランのメニューには意外と載っていない幻の名物料理。定番のジャーマンポテトとザウアークラウトも添えられていて大満足。但し、この店のソーセージは目を疑うほど巨大なので、覚悟の上でご注文下さい。「バニラアイスのラズベリーソース」:真っ赤なラスベリーソースがアッツアツなところがミソ。キーンと冷え切った純白のアイスとの相性抜群。ビアレストラン「レーベンブロイ」バーデン・バーデン店(HPは全てドイツ語ですが、メニューのみ英語にも翻訳してあります)なお、ビアレストランの上階にはホテルが併設されていますので、うっかり飲み過ぎてしまってもご安心。写真のライオン君のように、本場レーベンブロイの1リットル入りジョッキにもチャレンジしてみて下さい。

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ジョッキを手にする巨大なライオンがレストランの目印・・・と書きたいところですが、このライオンは、再オープン記念週間限定のアトラクションで、今は動物園に(?)戻されてしまいました。

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