ビール飲みの口実

ヒュルル～ンと秋風涼しいドイツですが、季節を問わず旨いのがビール。本日は、ドイツ人のように、昼間から正々堂々とビールを飲むための美味しい言い訳（？）を伝授いたします。ビタミンやミネラルを豊富に含むビールには、消化を促し、膀胱の働きを助長することで、新陳代謝を活発にして老廃物を除去する働きがあります。かつてプロイセン王が、自分の妻に対し、食前・食事中、食後にビールを飲むことを命じた上、１日に３回、ビールでバストをマッサージするよう指示を出したという逸話も残っているくらい、ビールは美容と健康にプラスに働く飲み物なのです。さてここで、ドイツの家庭でごく一般的に行われている（か否かは未調査ですが）、ビールを使った自家製コスメをご紹介します。（１）全身お手入れオイル：アーモンドオイル（大さじ１）、りんご酢（大さじ１）と小さじ半分の白ビールを手のひらに取ってよく混ぜます。このオイルは、毎日の肌のお手入れに最適です。（２）乾燥肌用のスペシャルケア：よく熟したアボガドをペースト状に練り、そこにアーモンドオイル（大さじ１）、りんご酢（大さじ１）、はちみつ（大さじ１）、白ビール（小さじ１）を加えてよくなじませます。これを乾燥した部分に塗り、そのまま１時間ほどくつろいだ後、しっかり洗い流して下さい。（３）輝きの無い髪の救済策：低刺激のリンス（大さじ１）、卵黄（１個分）、白ビール（大さじ１、髪の長い方は多めに）をミックスし、リンスと同じ要領で髪全体にマッサージした後、５分ほど浸透させてから、最後にぬるま湯で完全に洗い流します。髪のツヤツヤ度が断然違います。・・・いかがでしょうか？「何も無理矢理ビールを加えなくても効果に変わりは無さそうじゃないか・・・」なんて冷めたことはおっしゃらず、ビールのミラクルパワーで、体の内と外からますます美しく健康になって下さいね！

目下、ミュンヘンで満員御礼開催中の「オクトーバーフェスト祭り」の会場でも、「Ｍａｓｓ　Ｂｉｅｒ」（主に南ドイツの方言で、写真のような１リットルジョッキ入りのビールのこと）で白昼堂々と乾杯！ができます。